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2013年08月24日

BOOK STAND 中尾浩之さん 登場

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。
ノンフィクション作家、コラムニスト、文化人などなど・・・
著名人に“本にまつわるお話”をうかがっています。

今週は映像作家の中尾浩之さん登場

中尾監督1.jpg

中尾さんは日大芸術学部を卒業後、テレビ、CMなどの映像を手がけるようになり、
実写映像にCG加工した「ライブメーション」と名付けたユニークな作風で
知られています。
最新作は、8月31日公開の「劇場版 タイムスクープハンター 安土城最後の1日」。
中尾さんが自ら企画したテレビ番組を映画化したもので、脚本・監督を務めています。
今夜は中尾さんが物語作りする上で大切にしているポイントついてお話を伺いました。

細かいディテールが必要!

ジェフリー・ディーヴァーの「静寂の叫び」は最高に面白い。
警察 vs 人質をとった立てこもり犯の交渉。
それだけの話なんだけど緊迫したストーリーが面白い!
子供の頃に聞かされた昔話、例えば「浦島太郎」とかは、
あまり面白くなかった。何故かというと竜宮城を見つけた様子が
「竜宮城を見つけました」のたった一行で終わっている。
それは、ちょっと待って下さいよって思う。
その「竜宮城」を見つけるまでにどのような道のりがあったのか?
そこの所が僕は見たい。「静寂の叫び」は、人質をどのようにとって、
どのように警察が交渉するのか?その限られた時間の中、細かい
ディテールでハラハラドキドキさせられる。
だから浦島太郎も竜宮城に行くまでに「酸素はどうするの?」とか、
「その為に何か特別なものを手に入れなければならないの?」とか、
そこにいっぱいディテールを盛り込んでいけるじゃないですか、
シンプルなストーリーラインにいかにディテールをいっぱい詰め込んで
構築していくのか?そんな作り方が好きみたいです。
ようするに「竜宮城にいくまでの話」なので「竜宮城」にあまり意味がなくてもいい。
道中、だからどんな冒険をしたかが物語を語る人の技術だと思う。

BOOK BAR staff| 23:30 | カテゴリー:BOOK STAND


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