2014年12月25日

黒い森の国へ〜ドイツの大自然、アウトドアの魅力〜

先週からスタートした2週間限定スペシャルコーナー「DEUTSCHLAND ENTDECKEN」は"ドイツの旅"がテーマ。
サッシャの故郷でもあるドイツの魅力〜世界遺産、食やワイン、ビールの話題、美しいカントリーサイドから、ベルリンのクリスマスまで〜を7回に渡ってご紹介していきます。
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2週間限定企画ということで、今日がラスト・デイ。
最後のテーマは…

「黒い森の国へ〜ドイツの大自然、アウトドアの魅力〜」

そう、ドイツって「森の国」なんですよね。

ドイツの大自然というと、やはり有名なのは、
シュヴァルツヴァルト黒い森」。

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「黒い森」、聞いたことあると思いますが…ここでクイズです!
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ドイツの「黒い森」は、なぜ「黒い」と呼ばれているのでしょう?

(1)「この地域特有の、幹や枝の黒い樹木がたくさん生えているから」
(2)「森が深く、なんだか魔物が棲んでいそうで怖いから」
(3)「大きな針葉樹の森は、昼間でも鬱蒼として、すご〜く暗いから」
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正解は…

(3)「大きな針葉樹の森は、昼間でも鬱蒼として、すご〜く暗いから」

もみの樹など鬱蒼と葉が茂った樹木が続き、中へ入ると昼間でも暗く、
西暦0年前後にこの地を初めて訪れたローマ軍は、
ここを、「シュヴァルツヴァルト 黒い森」と名づけたそうです。

実際には、緑豊かなウィルダネス、森と山が広がる美しい大自然。
ハイキング、トレッキング、フィッシング、スキーなど、
1年を通じて、アウトドア・アクティビティの楽園になっています。

また、ローマ人と言えば…映画"テルマエ・ロマエ"!
そう、ローマ人はお風呂が大好きなんです!
ローマ人たちによって発見された温泉が、森の中にあります。

残念ながら、日本人旅行者がまだまだ少ない「黒い森」ですが、
ヨーロッパでは人気が高く、ヨーロッパ中から、週単位で休暇に訪れます。

ドイツ人にとっては夏の「長期休暇」の定番。
家族連れで黒い森を歩きながら、
自然に触れ、自然を学び、リラックスします。

実は第二次世界大戦後、豊かな黒い森の木々が
酸性雨によって枯れてしまいました。

そして、この出来事が地元の人々の心を
大きくシフトさせるきっかけとなりました。

「ドイツは自然豊かな国だったのに、私たちはどうしてしまったのだ?」

環境保護のムーブメントは、やがてドイツ全体に広がり、
そして、いつしかドイツは「環境先進国」と呼ばれるようになりました。

だから、黒い森を体験することは、ドイツを体験することでもあるんです。

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冬は雪深いこの地域では「手を使った職業」が洗練されました。
冬場、部屋にこもって時計などの精密機械を作る、直す、など、
そういった精密な仕事や職人技、アートなども、黒い森の特徴です。

★森にふさわしい伝統工芸品「鳩時計」やおすすめハイキングルート
[鳩時計、リローディッド | ドイツ観光−旅行、バケーション、休暇]

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シュヴァルツヴァルト名物さくらんぼを使ったケーキ「キルシュトルテ」

この地域名産・特産の「食」もあります。
有名なのは2つ。

1つは「黒い森の生ハム」。
スパイスに漬け込み長時間かけて燻製するのだが、燻製のとき、
モミ、トウヒなど黒い森の針葉樹が使われる。
黒い森の香りがするハム!

もう1つは、「Kirschwasser さくらんぼウォーター」という飲み物。
さくらんぼを発酵して蒸留して作る、この地特産のスピリット。

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サクランボをあしらった民族衣装「ボレン帽子」

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先ほど出てきた、温泉!

バーデン・バーデンという、
高級温泉保養地があります!
武蔵小山温泉ファンならぜひ!

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▲温泉保養地としてバーデンバーデン:カラカラテルメ

ドイツというと、近代的、未来的な都市のイメージもありますが、
実は、自然がとっても豊かな、「森の国」、でもあるんですね…

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▲黒い森のイメージといえば、この典型的な民家とバルコニーを飾るゼラニウムのお花

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酸性雨で枯れてしまった黒い森と、その復活への想い・願いが、
ドイツの「環境先進国」へのシフト・チェンジとなった…という話。

先ほどちょっとしましたが、実際、現在のドイツは、
地球環境への配慮、自然保護活動、アグレッシブです。

そのひとつに、「リサイクル先進国、ドイツ」があります。
1週間滞在すれば、市民のリサイクル意識の高さにびっくりするはず。

エコバッグを持って買い物をするのは「ふつう」「当たり前」だし、
飲み物は今では瓶入りが主流。

ペットボトルは軽くて便利だけれど、エコではないので、
洗えば何度も使える瓶がドイツでは主流に。

何か買うと、日本では、お店が丁寧きれいに包装してくれますが、
ドイツでは包装はゴミ、環境によくない!
ということで、包装は本当にシンプル。

Recycleより、Reduce=「ゴミを減らすこと」が
もっとも重要視されています。

ちなみに、ドイツでは車を停めて"アイドリング"していると…
近所の人が飛んできて言われますよ、
「若者、エンジン切りなさい!」

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ドイツ人は総じて「散歩好き」です。
歩くのが大好きなんですよね。

どんな都市にも大きな公園があり、人々は日々、公園の森を散歩します。
さらに、舗装道路ではなく土の上を歩くことを好みます。

ドイツ人はキャンプやアウトドアが大好きな人たちなんです。
自然に触れ、自然の中に身を置くことが好きな人たちなんですね。

先ほどの「シュヴァルツヴァルト、黒い森」の他にも、
世界遺産の「古代ブナ林とハイニッヒ国立公園」など、
ドイツにはウィルダネス、大自然を体感できる場所がたくさんあります。

アメリカのヨセミテやグランドキャニオンへ行くように、
日本の屋久島や白神山地へ行くように、
ドイツへ、「自然を感じる旅」…それもすごくオススメですよ!

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というわけで、「DEUTSCHLAND ENTDECKEN」、
2週間限定でお送りしてきました。
2015年、海外旅行のプラン、候補に「ドイツ」…いかがでしょうか?

STAFF| 13:32 | カテゴリー:DEUTSCHLAND ENTDECKEN


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