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シカゴはスポーツと音楽の街です。

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  梅田香子 - スポーツライター -
1964年東京生まれ。85年に実践短期大学英文科を卒業。同年『勝利投手』で文芸賞佳となり12万部のベストセラーに。フリーランスで主にプロ野球を取材するようになり、91年ブルースギタリスト菊田俊介との結婚を機に米国永住権を獲得し、シカゴに移住。現在は新聞、雑誌、ラジオ、ウェブマガジンでメジャーリーグ、NBA、アメリカ文化をテーマにした連載を持つ。著書は『マイケル・ジョーダン 真実の言葉』『スポーツ・エージェント』など多数。
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もともと大の野球ファンだったんですか?

そうです。どうしてか分からないですけども小学生の時から好きでしたね。男の兄弟がいませんでしたけどドカベンでルール覚えて1日10時間くらい野球のこと考えていました。学校の成績も悪かったし国語なんかも最悪でしたね。

それではもちろん野球の試合も見に行くような子だったんですか?

1人で行くのは抵抗があったので、テレビで見たり週刊ベースボールを買ってきてスクラップを作ったりしていましたね。

ご両親も野球が好きだったんですか?

普通のサラリーマンで「巨人勝ったの?」という程度で、特に熱心なファンではなかったですね。

ちなみにどこのファンだったんですか?

最初は、あぶさんとか好きで南海とかに興味があったんですけど、東京ではほとんど試合が見れなかったんですよね(笑)。あとちょうど野球に興味を持ち始めた時、星野仙一さんがまだ現役ピッチャーで中日が優勝したした時だったんです。巨人のV9の次の年ですね。それですごく感動して、ずっと中日ドラゴンズのファンで星野さんのファンだったんです。

ずっと日本の野球を追いかけていらっしゃって、1990年にいきなりアメリカに行ったのは、メジャーを追いかけたいって事ですか?

元々は中日ドラゴンズが関係していて、それより2年前にドラゴンズがドジャースとフロリダのベロビーチで合同キャンプを張ったんです。その時に取材で1週間だけ行ったのがアメリカの体験で、もっとドジャースを見たい思いが続いていたんですね。90年の時も、まさかこのまま住むとは思わなくて、1シーズンだけ連載を持っていくつもりだったんですよ。シカゴを選んだのも、全球団回ろうと思っていたのでアメリカの真ん中だったら荷物置いていろんなところに行けるって思ったからなんです。

シカゴに特別な思い入れはなくて真ん中だったらどこにでも行きやすい。ニューヨークにだったらロス行くには時間かかるし、その逆もそうですものね。間を取ったらシカゴになったと。そんな選び方でいいんですか(笑)?

そうですね(笑)。当時はシカゴといえばアル・カポネの街じゃないの?とかみんな言うんですよね。地球の歩き方のシカゴ編も出てなかったと思います。調べてみると唯一「キャンディーキャンディー」の漫画の終わりの方にちょっとだけシカゴが出てくるくらいで、何もシカゴの情報がなくて、相談相手もなくて何も考えずに来てしまったという感じですね。

そうですか。でもドラゴンズとの合同キャプでドジャースの練習を見てメジャーの魅力に取り付かれたっていうことですか?

そうですね。野球がとにかく好きだったし、とにかくこれを見ておきたい。それにいずれ日本人もメジャーに来ることになるだろうし、それよりも前に見ておきたいという気持ちがすごくありました。

野茂さんとかが行くのも、そのあとだもんね。今は日本人メジャーリーガーがいっぱいいて、ライターさんもいっぱいいますけどね。

そうですね。当時は大リーグなんて食べていけないよって言って旅行ライターをやっていた人もみんな大リーグのライターになっていますもんね。

そうですか。僕も今年この番組のスペシャルでロスに行ったんですね。そしてドジャースの試合を観たんですけども、やっぱり引き込まれるものがありますよね。あと客席の雰囲気が、みんなが野球を楽しみに観に来ていて、みんなが楽しいっていうような感覚が一番伝わったんですけども。

そうですね。とにかく選手と観客の距離が近いじゃないですか。それを大リーグ通の人がいろいろ報じてはいましたけども、まだまだ報じられていないことがあるなと感じたので、1シーズンはあっという間に過ぎてしまって、もう1年いないといけないと思った時に、結婚してしまって、いつの間にか90年から16年も経ってしまって浦島太郎な気分です。


シカゴはスポーツと音楽の街なので、いいブルースバーがいっぱいありますよ。

シカゴはウィンドシティーと言われていますよね。どうしてなんですか?

ミシガン湖に面していてカナダの風が直撃しますから傘がさせないんです。どうせ傘は壊れちゃうから雨ガッパを着る習慣がありますし、風で流れていっちゃうので野球場はホームランが出やすいです。ピッチャー泣かせの球場ですよね。

そうですか。

元マリナーズの長谷川滋利さんとか「シカゴの球場は大っ嫌いだ」と言っていましたね。

長谷川さんもこの番組で出会ってお話伺ったんですよ。

そうなんですか。

そういう意味ではみんなシカゴの球場はみんな苦手なんですね?

でも野茂さんはなぜか好きなんですよね。デビット・コーンっていうピッチャーから聞いた話ですけども、野茂さんにどこの都市が好きか聞いたら「ニューヨークとシカゴ」って言ってたみたいなんですね。野茂さんはNBAやマイケル・ジョーダンが好きで、当時マイケル・ジョーダンのレストランがあって、並んだりしていましたから、それで好きなんだと思いますね。

なるほど。僕がもしシカゴで2〜3泊できるとしてらどこに連れて行ってくれます?

やっぱりスポーツと音楽の街なので、シカゴ・ブルースが聴けるブルースクラブでいいところを知っていますので案内しますよ。ジョイントとかしたら大騒ぎになると思いますよ。

ブルースクラブっていうのはシカゴには何件くらいあるんですか?

たくさんあります。週末だけっていう店もありますし、平日でも300人が入れ替わり立ち代わりで入って来て朝までどんちゃん騒ぎって店もあります。

なるほど。食べるものは何がうまいんですか?

食べるものだったら、マクドナルドの1号店がありますけども、今は博物館になっていて美味しくもありません(笑)。だから、やはりソウル・フードですかね。黒人のトラディショナルなフード。それはサウス・サイドのガチガチのお店でしか食べられないんですけども。あれは日本食に近いし栄養もあるし、美味しいと思いますね。

それはナマズとかザリガニってことですか?

はい、そうですね。でも素材をうまく活かしているところとか日本食に通じるものを感じますね。

僕はニューヨークでソウル・フードを食べましたけども、コーンのパンがおいしいですよね。ご飯はソウル・フードで、夜はブルースを聴いて、昼間は野球を観てというわけですね。

カブスだったら昼間もやってますからいいかもしれませんね。

昼に観るのは気持ちいいよね。

はい。シカゴの人はトラディショナルな部分があるから、ドーム球場ができないんですよね。アメフトも盛んでベアーズとかが人気だし、野球チームも2つあってスポーツが盛んなはずなのに、ドームを作ろうっていう話すらあがってきませんね(笑)。記者席はまだいいんですけども駐車場から来るだけでも寒いから私は早くドームにして欲しいんですけどね。お客さんはずっと寒いウィンディーシティーにさらされているのに全然ドーム球場の話は出てこないんですよね

あの開放感っていうのを知っているからじゃないですかね。僕はドジャースタジアムで実感しましたもの。この雰囲気だよねって。

ドジャースタジアムはまだ西海岸だからいいですけども、シカゴの冬が、本当に寒いですよ。

でも1回行ってみたいですね。

ぜひぜひ。


アメリカのスーパースターは一般のファンをとても大事にしていますよね。

梅田さんは神様と呼ばれたシカゴ・ブルズのマイケル・ジョーダンや野茂投手にも深く取材をされて本も書いていらっしゃいますが、他のたくさんいらっしゃるジャーナリストとは違う話を聞き出すコツみたいなものはあるんですか?

特に秘訣はなくて、普通に生活しているだけなんですけども、すごくラッキーが重なったっていうことですかね。ジョーダンに関しては取材を開始する前に、旦那の演奏をコットンクラブってブルースバーに聴きに行った時にたまたまジョーダンが聴きに来ていたんです。

そうなんですか?

あ、リムジンが止まったなって思ったら、ジョーダンが奥さんと入ってきたんです。バンドのリーダーがジョーダンの奥さんとクラスメイトだったみたいで、紹介をされて顔見知りだったんです。

それは取材しやすかったんじゃないですか?

実は裏話なんですけど、そのころ私はあまり英語が得意じゃなくて、特に黒人英語は訛っていて聞き取れない部分があったので、旦那は黒人英語が得意だったので手伝ってもらっていたんです。そこで話が合ったりしていろいろ取材をさせてもらったっていうことなんですよ。

野茂さんはどうですか?

野茂さんもジョーダンが好きみたいなので一緒にブルズの試合を見に行って、そのあとジョーダンとお話すればって話をしたんです。やっぱり人間関係は、つながりじゃないですか。

それは勿論そうですよね。

私だからというんじゃなくて、ラッキーでつながりがあったからだと思いますね。野茂さんも「ジョーダンと会えるんですか?」って喜んでいましたし、私も彼からいろいろ学んでくれたらいいなと思っていましたから。

マイケル・ジョーダンは神様みたいな人じゃないですか。お話聞いているときの存在感みたいなものは感じますか?

そうですね。日本のスターとは違いますね。取材の謝礼も要求したりしませんからね(笑)。あとマスコミだけじゃなくて一般のファンをとても大事にしていますよね。ハロウィンでも、ジョーダンの家に行ったら200mくらいの行列ができているんですよね。うちも子供がいるので連れて行ったんですけども、本当に1人1人にお菓子配っていましたからね。

彼自身が?

はい。お巡りさんもわかっていたから交通整理に出ていて、かなり待ちましたけども「Thank you for coming!」って出迎えてくれるところとかはすごいなと思いましたね。

確かにスーパースターとの出会いは記憶に残りますものね。でも野茂さん も日本じゃスーパースターじゃないですか。

彼も素晴らしいですね。

彼と会うきっかけもジョーダンですか?

いや、その前に野球場では野茂さんデビューの時から取材はしていましたよ。みんな野茂さんは機嫌が悪いと臆するところに、私はアメリカナイズされていたので言いにくいことをズバズバ聞いていたので「なんだこの人?」と思っていたんじゃないですかね。

ご自身でも聞きにくいことを臆することなく聞いていくのは相手の言葉を聞き出すコツみたいなものですか?

そうですね。それは基本かもしれませんけども、怒られるような質問はあと(笑)。怒ってもいいように、最初は差し障りのない質問をしていて、終わりの方に怒って素顔が見れたらいいなくらいに思っているとそんなには怒られないですね。

そうなんですね!


数々の名選手、名勝負をご覧になって来たかと思いますけども、特に印象的だったのはありますか?

去年から井口が加わったシカゴ・ホワイトソックスのワールドシリーズですとか、マイケル・ジョーダンの6回の優勝ですね。でも中でも野茂さんのドジャースのデビューとかは特に感動しましたね。やっと日本人大リーガーがここまで来たんだって感動しましたね。スポーツの感動はストーリーで作れないものですからね。

僕らも種類は違いますけど、ステージをやっていて興奮しますけども、スポーツでの一体感は羨ましいですからね。あとシカゴのフィギュアスケートの本場なんですか?

本場というか冬はそれしかすることがないっていうことなんですけどね(笑)。フィギュアスケートとアイスホッケーが子供のスポーツとして盛んですね。

僕もセリーヌ・ディオンとカナダに行きましたけども、本当にフィギュアとホッケーがすごい人気ですもんね。あの辺は日本よりも盛んですからね。

フィギュアスケートをやっている人は葉加瀬さんを神様みたいに思っていますよ。

何でですか?

失礼ですけども私が葉加瀬さんを知ったのも、荒川静香さんがまだアメリカでちょこっとしか放映されていない時代にたまたま「スワンレイク」を滑っていたんですよ。うちの子が「この曲いい!」と言ったけども分からなくて、いろいろ調べたけどもわからなくて、日本人の友達に聞くと「そんなのも知らないの?」っていう感じで、誰もが知っていたんですね。そのあともクライズラーの曲でフィギュアの練習をしていると、知らない人とかは「この曲、何?すごいじゃない!」って聞いてきますからね。

ありがとうございます。娘さんがフィギュアスケートやってらっしゃるんですよね?

はい。今、11歳になりましたね。今でも「トルコ行進曲」とかクライズラーの曲が好きですね。

クライズラーの頃はクラシックの曲をやっていましたからね。確かにフィギュアのテレビなんかを観てもかかってて「おおっ!」って思いますもん。

そういうの事後報告なんですかね?

ほとんどないですよ。あれはきちんと申請されていないんじゃないですかね。

子供レベルだったら一通り使われていますよ。アメリカでも日本でも競技会なんか行ったらびっくりしますよ。

その辺はちゃんとしておかないと(笑)。そして、梅田さんは『フィギュアスケートの魔力』という本も最新刊として出されていらっしゃいますね。

これは新書だったので今川知子さんと共著で出した本なんですけども、いずれブームになるのは分かってましたから、フィギュアスケートのハウツー本じゃなくて見る側が楽しめるように書いた本なんですね。

なるほど。荒川静香さんもそうですけども、日本の女性たちが夢中じゃないですか。

みたいですね。体型的にも東洋人はあまり横に大きくならないから有利なんですよね。アメリカの競技会で勝っている人たちもオリエンタル系の人が多いですよ。

うちの娘もトリノオリンピックを見ていて、「やる!やる!」うるさいんですよね。そんな簡単なものじゃありませんって言っているんですけどね。

そういう子が増えているっていうことを聞きました(笑)。


アメリカの場合はとにかく広いですからニューヨークと他の街ではジャーナリズムも全く違うんですよね。(梅田)

一番初めに梅田さんがシカゴに行かれた時と今を比べたら全然違うでしょう?例えばメジャーリーグにしても日本人の選手は今、何人ぐらいいるんですか?

マイナーの人も入れるといつも軽く10人は超えていますね。

随分とイメージが違うと思うんですが、もっと大きく変わったことってありますか?

日本人が増えたっていうのはメジャーでのひとつの現象ですよね。即戦力が欲しい、育てている暇はないっていうと日本にピッチャーを獲りにいきますからね(笑)。

ちなみに松坂はどこにいくんですか?

彼は限られていますよ。すごくお金が動く選手ですからね。今はどこもピッチャーが不足していますから欲しいのは全球団が欲しいと思いますけど、リストラが増えているのがメジャーの特徴ですね。ここ10年で物価が悪くなりましたよね。貧富の差が球団で激しくなりましたから、とにかく松坂が行くのはレッドソックスかヤンキースかマリナーズしかありえないですね。欲しいけど他は出せないと思います。

その3つで決まりですか。でもヤンキースとか行ったら大変なことになりますよね。打つ方は松井がやって投げる方を松坂がやってっていったら毎日メジャーの方を見ないといけなくなりますね(笑)。野球が本当に好きな人は今でもみんな朝起きてますからね。

日本のプロ野球の人に会うと「梅田さん。メジャーの原稿もいいけどさ、うちにも取材に来てよ」と言われますからね。

実際そうですもんね。スポーツジャーナリズム全体を見て日本とアメリカの違いは何かありますか?

たくさん違いはありますけども、アメリカの場合はとにかく広いですから、ニューヨークと他の街では全く違うんですよね。カンザスシティーやミルウォーキーとか行くと番記者2人とかですからね。ニューヨークに行くとたくさん夕刊がありますから人も多いんです。

梅田さんはどちらで取材されるんですか?

私はインタビューの時はそういうところは避けてゆっくり話を聞くようにしています。違いって言えば、それが違いなのかな。昔佐々木投手が日本のマスコミはプライベートを追いかけるけど、アメリカのマスコミは追いかけないって言っていましたけども、そんなことないですよ。

追いかけるところは追いかけるんですね(笑)。

離婚がどうとか、スキャンダルが好きですね。

でも田舎に行くと言ってもニューヨークの選手たちにもチャンスはあるんでしょう?田舎の方が話を聞きやすいんですね?

はい。ジャーナリズムって一口に言ってもニューヨークとそれ以外で全く違うので、日本と比較するのも難しいですよね。

なるほど。それはそうですよね。僕もアメリカ中を旅しましたけども、ニューヨーク以外は田舎ですもんね。とても大きなアメリカが、あの国がだなって実感しますもの。これは興味本位ですけど日本人メジャーリーガーの中で誰がアメリカでのジャーナリストの中でも人気がありますか?

それもシカゴの人は井口にしか興味がないし、シアトルの人はイチローのことしか興味がないんですよ。時差がありますからシアトルの試合結果がニューヨークで出るのが次の日の朝。新聞にも間に合わないんですよ。ニューヨーカーはもちろん松井を応援しますし、みんな地元意識がとても強くて、日本人で誰が人気あるっていうと難しいですよ(笑)。

逆にその街々で愛されているっていう方が誇らしいね。僕も今年ロスに行ったときに斎藤隆投手に会いましたけど地元じゃヒーローでしたよ。

でも他の都市ではこの野郎って思われているわけですよ(笑)。

なるほど。街と球団が一緒になってっていうのが素敵な姿ですよね。

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