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益博さんが初めてパリへ行かれたのは? パリに魅せられたのは今から26年ほど前、当時はまだ24才でした。それ以来、もうかれこれ100回以上はパリへ出かけています。 キッカケはやっぱり「食」ですね。自炊を始め、それに凝りだしてハンバーグのソースを作ろうと、レシピを求め道玄坂の書店へ行ったんです。そこで出会ったのが「ソースの本」。作者は辻静雄氏。 なかでも、とりわけ興味があったのは料理人ですね。ちょっと前まで、日本では料理人に関心が持たれず、出された料理を誰が作っているのかわからなかったんですよ。
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ミシュランは、100年以上もの歴史があるフランスのレストランガイドなんです。 ミシュランと言えば、思い出深いレストランが2軒あって、その1軒が「グラン・ベ・フール」というところ。 |
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そして、創刊100年を記念する2000年版のミシュランが2月に出たばかりなんですけれど、フランス全土に10万以上ものレストランがある中で、僅か20数軒ほどしか数えられない三つ星店の中に、あの「グラン・ベ・フール」があったんです。それを見つけた時は、もうとにかく嬉しかった。
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パリやニューヨークのように本当に洗練された街には才能が集まるもの。田舎にいては決して会えないような才能に出会えるんです。 才能ある料理人たちの中に「食べ手」として飛び込む。そうすると100回通っても足りないんですよね(笑)。 最初はホテルとレストランの往復だけだったけど、10年かかって、やっとフランス中を1周りした頃から、スーパーマーケットや露店、市場なんかで食材を見たり、買い方を見られるようになってきました。 例えばイチゴ。日本ではクリスマスのケーキに使われる関係で、12月ごろから店頭に並び始めて、それからずうっとあるものだから、春に見ても感動がないんですよね。 |
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