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「食」へと通ずる山本益博さんのパリへの思い入れ。
         そして「食」への探求心はまた、いつしかパリへの愛着へ…。

今週のゲストは、料理評論家の山本益博さんです。

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益博さんが初めてパリへ行かれたのは?

パリに魅せられたのは今から26年ほど前、当時はまだ24才でした。それ以来、もうかれこれ100回以上はパリへ出かけています。

キッカケはやっぱり「食」ですね。自炊を始め、それに凝りだしてハンバーグのソースを作ろうと、レシピを求め道玄坂の書店へ行ったんです。そこで出会ったのが「ソースの本」。作者は辻静雄氏。
僕は、この辻静雄という人物に興味を抱き、著書を探しているうちに三省堂書店で「パリの料亭(れすとらん)」という著書と、運命の出会いを果 たしました。
この本の端書きに綴られていたパリのレストラン、料理、そして料理人。それを自ら体験したいと思って、パリへ出かけるようになったのです。

なかでも、とりわけ興味があったのは料理人ですね。ちょっと前まで、日本では料理人に関心が持たれず、出された料理を誰が作っているのかわからなかったんですよ。
けれど、「パリの料亭(れすとらん)」には料理人たちが描かれていて、そんな料理人達に逢って、実際に料理を食べたい…。そして美味しい料理を作ってもらえるよう認められたお客になりたい…。そう心に誓って、初めてパリへと向かったんです。>>

パリのレストラン最新事情はどうなっているんでしょうか?

ミシュランは、100年以上もの歴史があるフランスのレストランガイドなんです。
僕も自分の情報をベースにしつつ、このミシュランで見当をつけてからレストランへ出かけます。

ミシュランと言えば、思い出深いレストランが2軒あって、その1軒が「グラン・ベ・フール」というところ。
ここは、かつて1950年代から70年代にかけて三つ星にランクされて、当時のパリで最も重要なレストランの1つとされたほどの店だったのが、オーナーシェフが亡くなると、二つ星に降格されちゃったんです。
若いシェフに交代したのは1991年のことなんですけれど、その翌年、僕が訪れた時に出された料理は、どれも心に染み入るもので、この店はいつかきっと三つ星になるだろうと思っていました。
フォアグラのラビオリ。舌平目のムニエル。今までの三つ星店のような主張の強さはなかったけど、どれもベーシックで優しい皿。
僕はとにかく感心させられ、数少ないチャンスに何度も足を運びました。>>



そして、創刊100年を記念する2000年版のミシュランが2月に出たばかりなんですけれど、フランス全土に10万以上ものレストランがある中で、僅か20数軒ほどしか数えられない三つ星店の中に、あの「グラン・ベ・フール」があったんです。それを見つけた時は、もうとにかく嬉しかった。
明くる日、「おめでとう」だけを伝えに、このお店を訪ねたら、シェフも僕の来訪を心から喜んでくれたんです。ずっと心の中で支持し続けたレストランだっただけに、その笑顔を見た時の僕の感慨もひとしおでした。
そして、もう1軒がこれも「どうして三つ星をつけないのか」とずっと目をつけていたのが、オーベルジュにある「ミッシェル・ブラ」というレストラン。ここも、昨年ようやく三つ星に輝きました。これも印象深いですね。
最近のミシュランはかつてのジョエル・ロビュションのような力強いタイプのシェフよりも、温かさや、優しさを重視しているみたいな気がしますね。それを僕なりのキーワードで表すと、「シンプルでシャープでソフト」。これを来年の三つ星を探す上での参考にするといいかもしれない。
ちなみに、今僕が最も注目しているのはピエール・ガニエールというシェフ。 数年後のミシュランが楽しみです。>>

益博さんのパリならではの楽しみ方って何ですか?

パリやニューヨークのように本当に洗練された街には才能が集まるもの。田舎にいては決して会えないような才能に出会えるんです。 才能ある料理人たちの中に「食べ手」として飛び込む。そうすると100回通っても足りないんですよね(笑)。

最初はホテルとレストランの往復だけだったけど、10年かかって、やっとフランス中を1周りした頃から、スーパーマーケットや露店、市場なんかで食材を見たり、買い方を見られるようになってきました。
そうしたら「ああ、フランス人ってこういう風に『食』を楽しんでいるんだな」ってことがわかってきました。

例えばイチゴ。日本ではクリスマスのケーキに使われる関係で、12月ごろから店頭に並び始めて、それからずうっとあるものだから、春に見ても感動がないんですよね。
でも、ヨーロッパではイチゴは“春を告げる果物”。3月から初夏にかけて街を歩くと甘酸っぱい香りが漂ってきて、その元をたどると市場の露店にイチゴが山積みにされてたりしてね。
そんな時、パッケージされてるイチゴに慣れた僕たち日本人は「イチゴがこんなに香りがあるものなのか」と驚かされるんです。
そしてそれを摘まんでみると、甘酸っぱい。
「ああ、ヨーロッパも春なんだ」って気がつくわけです。
本当なら日本が一番季節感を大切にしてきたはずなのにね…。
イチゴが半年も店先に並んでいたら、それを見て春を感じる人なんていないでしょう?
それがパリやイタリアに出かけると、食べものを通してすごく季節を感じることができるんです。
日本人もそれを持っていたはずなんですけどね・・・。

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CITY INFO

 

 

ANA'S スカイウォーカー観光地ガイド(パリ)

  • フランスの首都、パリ。アクセスからファッション、グルメ、カフェをはじめ、様々な情報がご覧頂けます。

 

ON AIR LIST

 

 
IL PLEURE(at the turn of the century) / ART OF NOISE
LA POUPEE QUI FAIT NON / SAINT ETIENNE
JUSTE QUEQU'UN DE BIEN / ENZO ENZO
I ALMOST HAD A WEAKNESS / ELVIS COSTELLO AND THE BRODSKY QUARTET
LE LIT D'HELENE / L'AFFAIRE LOUIS' TRIO
L'AUTOMNE EST ARRIVE / 葉加瀬太郎 feat. CLEMENTINE

 

LINK

 

マスヒロのてれすこ
山本益博さんのオフィシャルホームページです。
Bienvenue sur Le Guide Rouge
ミシュラン2000年版のオフィシャルホームページ(フランス語・英語)

Michel Bras
ミッシェル・ブラのオフィシャルホームページ(フランス語・英語)

TF1-Bouge-Livecam-
エッフェル塔の映像を世界中からリアルタイムで見ることが出来るサイト。
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