ON AIR DATE
2018.01.07
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54



☆☆☆☆☆☆☆☆
訓市がantenna*からセレクトした記事は・・・

三角関係の最前線は超円満!3人のニューヨーカーが示す価値観の多様性



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Theme is... Trouble Consulation



『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


★★★★★
1月7日は、昨年末に募集したお悩み相談の手紙、ハガキ、メールに
訓市がズバズバお答えします。
さらに、「番組で一度選んだ曲は2度と選ばない!」
という鉄のルールを解禁!


★★★★★
番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。

リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト


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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2018.01.07

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

All Is Love / Karen O & The Kids

2

I Still Haven't Found What I'm Looking For / U2

3

More Than Words / Extreme

4

Albatross / Fleetwood Mac

5

空洞です / HIROSHI II HIROSHI feat. 小泉今日子

6

Holding Back The Years / Simply Red

7

Know How / Kings Of Convemience

8

Thinking Of A Place / The War On Drugs

9

Don't Leave Me This Way / Harold Melvin & The Blue Notes

2018.01.07

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



★★★★★★★★


★From ラジオネーム:下町のニケさん
突然ですが、私は社会人2年目女です。いま、私は大学卒業間際に恩師のはからいで就職した会社で、この先この仕事を何十年も続けていけるのだろうかと悩ましい日々を過ごしています。先日、ある番組で『人生は一度きりなんだよ』とよく聞く言葉を耳にしました。ありきたりな言葉ではあったのですが、なぜかそのとき私の頭に『ビビビッ』と何かがよぎりました。そして、そこである決心がついたのです。それは社会人1年目の夏から、ずっと心に引っかかっていた留学と自然保護で、やはりやってみたいと、まるで恋に目覚めたかのように思い立ちました。しかし、今の生活をなげうつことがどうしても躊躇われます。こんなフラフラ揺れる優柔不断な私に、野村さんの言葉で一括入れてはいただけませんか。

☆Kun:こういうのに何かアドバイスというのはなかなか責任があることで、『はい、やめてしまいなさいよ。』とは言えないです。ただ言えるのは、今やめるのも、辞めるのを止めて会社にそのまま残って安泰に暮らすのも、どちらもそんな簡単に手に入るわけではないと思います。自分の中で拮抗する、やめたい・残るっていうものの分岐点みたいなものがあると思いますが、そのどちらに自分がより体重をかけているか、それを知っているのは下町のニケさんだけだと思います。どういう決断になるかわかりませんが、悔いのない良い決断を、ぜひ新年に決めてください。



★From ラジオネーム:ごまさん
この番組に感化され、スペインへ初の一人旅をしました。バルセロナに入り、グラナダまわってマドリードという日程でした。到着してすぐ小さなトラブルが勃発。1人でいる不安を初めて実感しました。ただ、それ以降はバルで会った陽気なスペイン人と仲良くなったり、同じく一人旅をしていた女性と観光したり飲み歩いたり、楽しく過ごすこともできました。旅先での出会いも景色もいい思い出ですが、1人の孤独感が日常のありがたさを思い出させてくれた、そんな旅でした。訓市さんは初めて旅をしたときの感情は覚えていますか。

☆Kun:どんなに慣れても最初の一晩、1人でいるというのはどこか居心地の良さと、1人でいることの孤独感っていうのを感じます。ただ、孤独感があるからその後いいことがあると意味もなく上がってしまったり、その先の旅がものすごく楽しみになったりするのも事実だと思います。僕はいつを初めての旅って言ったらいいのかわからないですが、二十歳の時に1人で2・3ヶ月間ヨーロッパやアメリカを回ったことがありました。そのときに感じた1人でいることの寂しさとかありがたさっていうのは、ずっとその後も引きずってます。20代の若い人がもしこの番組を聞いていたら、1回は1ヶ月以上1人の旅というのをしてみてほしいなと思います。場所は国内でも国外でもどこでもいいと思いますが、見えなかった景色や自分っていうものがいろいろ見えてくるんじゃないでしょうか。



★From ラジオネーム:えぴたふさん
私はいま、エストニアのパルヌのという町を訪れています。人口5万人ほどの小さな町ですが、夏になるとフィンランド人を中心に、春の人口より多い観光客が訪れるリゾート地だと現地の人から聞きました。しかし、いまの季節の街中は人気がなく、お店も営業はしているものの、お客さんがいない店舗がほとんどです。朝方ビーチまで足を運びましたが、誰もいない雪が降るビーチにカモメの声が響くのはミスマッチ感この上ありませんでした。訓市さんはこれまで冬のリゾート地を訪れたことがありますか。

☆Kun:冬のリゾート地。もちろん訪れたことはありますし、シーズンがちょうど終わったリゾート地というのにもよく行きました。なぜかというと、安いから。季節外れのリゾート地というのはものすごく孤独を感じるんです。積み上げられたカフェの椅子とか、ビーチも誰もいない。でも、そういう場所で1人たたずんで何気ないことを考えたり、昔あった楽しいことを思い出してぼんやりするのというのは、すごく大事なんじゃないのかなぁと思います。例えば、東京に住んでる方でしたら、冬の湘南・鎌倉ってすごく寂しいんですが、その人気のない浜辺とか澄んだ空気というのは、行って帰ってくると何もしてないですが、行ってよかったなとか、充電したなって、そんな気がします。



★From ラジオネーム:La breaさん
今年の8月にパリからニースに行ってからウィーンに行きます。ウィーンで面白いところないですか。

☆Kun:ウィーン。随分昔に最後に行ったので忘れてしまいましたが、オペラ座か何かの前に日比谷公園みたいな大きい公園があって、そこに庭のある大きいカフェがあったんです。僕は初夏に行ったんですけど、大の大人がそこでゲートボールみたいなゲームをしたり、ワインを飲んだりしていて、かかる音楽がオペラからブレイクビーツ。なんかすごく自由な気がして、音楽の都って奥が深いなぁと思ったのを覚えてます。ちょっと探して行ってみてください。



★From ラジオネーム:liliyさん
私は港に行くのが好きで、旅先を選ぶときに、その町に港があるかどうかを調べたりします。訓市さんは今まで訪れた場所の中で好きな港はあったりしますか。あればぜひお聞きしたいです。

☆Kun:僕も港でボケッとするのは好きで、モロッコのイサベラっていう町の港がすごく好きでしたが、日本だと尾道とかでしょうか。この間、ラーメンを食べたいと友達が言って、急に尾道に行ったことがあったんですけど、その港を山の斜面から眺めるとなんかすごく幸せな気分というか、青春映画の1人に戻れたような気がするというか。港はここ古今東西、1人でボケッとするためにあるんじゃないでしょうか。