今朝はセーシェル共和国です!アフリカ大陸から1300キロメートルほど離れたインド洋にあるセーシェルには、115の島があります。首都ヴィクトリアがある最大の島、マヘ島に人口の大半が集中していますが、2番目の大きさのプララン島には、世界自然遺産の「ヴァレ・ド・メ自然保護区」があります。ほかでは見られない特有の鳥や爬虫類、貴重な植物がいっぱいの「植物園」のような場所です。

中でも巨大なヤシの木の「ココ・ド・メール(双子ヤシ)」は樹齢1000年を超すものもあって、高さは30メートル以上。種の大きさは人間の頭より大きく、重さは20キロ近くにもなり種子としての大きさと重さで、ギネスブックにも登録されているくらい。ヨーロッパのセレブ御用達のリゾート地として、世界中から観光客が訪れます。

●地元の名産は「ココナッツ」です。

もともとは無人島で、さまざまな民族が移り住んで支配したため、地元の伝統的な料理はありませんが、アフリカの料理に、フランス、イギリス、中国、インド料理などが混ざってできた「クレオール料理」が一般的。スパイスを使った魚介類の料理でカレーのようにおかずを主食のお米にかけていただくのが特徴です。中でもセーシェルでは、ヤシの実から作ったココナッツミルクをベースに煮込んで作られた料理が多く、カレーにもココナッツミルクを入れてマイルドに仕上げます。そんなセーシェル料理の中から、朝は「ラドーブ」という、煮込み料理をいただきましょう。適当な大きさに切ったサツマイモとバナナを、ココナッツミルクと砂糖を入れて煮込むだけ、というシンプルな料理です。

冷めてもおいしい食物繊維たっぷりの一品。濃いコーヒーと一緒にどうぞ。