きょう ピックアップするのは、この方です。

フィリップ・ラーム!!

元ドイツ代表! 昨シーズンいっぱいで現役を引退したフォリップ・ラーム。 長くバイエルン・ミュンヘンでプレーした。ディフェンダーです。代表でもバイエルンでもキャプテンをつとめました!驚くべきことに、現役生活で、「退場」は一度もなし!ブンデスリーガでは、累積警告による「出場停止」もなし。

ラームは、ディフェンダーですからね。

退場を一度も受けなかった選手は、ほかにも、イングランドのリネカーとかスペインのラウールとか、何人か名前が挙がりますが、みんな、攻撃的なポジションです。

ラームは、ディフェンダーです。攻め込まれたときに止めないといけないポジションです。どうしてもファウルが多くなるポジションなのに、退場ゼロ。リーグでは、出場停止もゼロ。すごすぎます。

フィリップ・ラームは、1983年生まれ、現在33歳。出身は、ドイツのミュンヘンです。バイエルンの地元で生まれた、ということですね。11歳のころ、「トップチームの試合でボールボーイをつとめられる」という条件にひかれて、バイエルン・ミュンヘン入り!

で、このユースのころから、キャプテンだったそうです。2002-2003シーズンにトップチームデビュー。その後、シュトゥットガルトにローン移籍しますが、2005年にバイエルンに戻ってきてからは、ず~っとバイエルン。2011年にキャプテンに就任して、そこからは、抜群のキャプテンシーでチームを引っ張りました。

代表としての経歴は、2004年にA代表デビュー。2006、2010、2014と3大会連続でワールドカップに出場しました。2010年と2014年は、ドイツ代表のキャプテンをつとめました!そして、2014年のブラジル大会は、ドイツ優勝!!印象深かったのは、準決勝、開催国ブラジル対ドイツの試合、、、結果は、7-1でドイツが勝ったんですが、、、この試合のあと、ラームはこんなことを語っています。

「実に重苦しい試合だった。ふつう、このレベルでは起きないことだ。」

ちょっと相手を気づかうようなコメント、、、さすがキャプテン!試合後、ピッチに崩れるブラジル代表に、手をさしのべて、声をかけていたのも ラームでした。

クラブでも、宇佐美選手がバイエルンに加入した時に「何か問題があったら、いつでも俺に言えよ」というような言葉をかけた、というエピソードが伝わってきていますし、とにかく、他の選手とよく話すキャプテンだったようです。ロッベンとか リベリーとか、個性の強い選手がそろっているチームをまとめていたのは、、、ラームだったんですね。

以前、バイエルンを率いたグアルディオラ監督も「私がバイエルンで成功できたのは、ラームといい関係を作ることができたからだ」と語るほど 信頼していました。

そして、退場が、プロのキャリアで、ゼロ。

フェアプレーの人、そして、チームをまとめる完璧なキャプテン。フィリップ・ラームのサッカー人生に拍手を送りたいと思います。