きょう ピックアップするのは、この方です。

ハリー・ケイン

イングランド代表フォワード。 

プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー所属のハリー・ケイン、23歳!

プレミアリーグでの優勝争い、チェルシーが3試合を残して、2位トッテナムに7ポイント差をつけてて、、、かなり厳しくなっていますがぎりぎり可能性は残っている、トッテナムのエースです。実は、生まれも、トッテナムのホームスタジアムから数キロの場所、ということで、まさに、地元のヒーローなんです。

ただ、最初にスカウトされて入ったのは、アーセナルのユースチームでした。トッテナムとアーセナルは、クラブの場所も近くて、まあ、言ってみれば 犬猿の仲、です。で、ハリー・ケインは、子どものころ、すでにトッテナムのファンだったそうでアーセナルのユースに入るのもちょっと嫌だったようです。と思ったら、アーセナルからはすぐに放出され、その後、11歳のころ、トッテナムのユースに入りました。17歳のときにトップチームに呼ばれ、ベンチ入りも果たしますが、このあとしばらくは、レンタル移籍を繰り返します。

レンタル移籍というのは、契約はトッテナムがキープしたまま、この期間は 別のチームでプレーしてください、という移籍で、期限付き移籍とも言われますが、若手の選手ではよくありますよね。所属クラブではスタメンを取れないのでちょっと弱いチームにレンタル移籍して そこで修行してこい!みたいな。

おもしろいのは、ハリー・ケインは、このレンタル移籍によって、当時2部のレスターシティでもプレーしたことがあるんです。これは、2012-2013シーズンのことで、つまり、昨シーズン大活躍したジェイミー・ヴァーディと ハリー・ケイン。いまのイングランド代表のフォワードが、つい数年前には2部のチームで一緒にプレーをしていたわけです。

2013-2014シーズン、ようやくトッテナムに戻って来たハリー・ケイン。次のシーズン、大活躍します。リーグ戦で21ゴール!

さらにその次のシーズン、これはつまり昨シーズンということになりますが昨シーズンも大活躍!リーグ戦 25ゴールで、得点王。いろんなクラブで修行して来た甲斐がありました。

昨シーズンは、優勝したレスターのフォワード、ジェイミー・ヴァーディが目立ちすぎていたので 忘れがちですが、ハリー・ケインが 不遇の時代を乗り越え 得点王へ輝いたことも印象的な出来事でした。

ハリー・ケインは、こんなことも言っています。

「とにかく、頑張ることが大事なんだ」

そのキャリアを知ると、この言葉の重みを あらためて感じます。とにかく頑張る男、ハリー・ケインのストーリーご紹介しました。