きょう ピックアップするのは、この方です。

ロベルト・カルロス!!

きました!ロベルト・カルロス!ロベカル!元ブラジル代表、左サイドバック!強烈な左足のシュートで 世界をあっと言わせたロベカルです!!レアル・マドリードに長く在籍しました。

そのレアルのオフィシャルサイトに、クラブのレジェンドとしてロベルト・カルロスを紹介するページがあるんですが、そこには大きくこう書いてあります。「左サイドの支配者」。さらに続けて「その左足でレアル・マドリードに10個以上のタイトルをもたらしたブラジル代表の名手。フレンドリーな性格、安定したパフォーマンス、驚異的なスピード、破壊的なパワーでいつまでもマドリディスタの記憶に残っている」破壊的なパワー、、、どのくらい破壊的だったかというと時速160キロ以上。97年に、フランスワールドカップのプレ大会で、フランスとブラジルが対戦したんですが、その試合でブラジルがフリーキックのチャンス。ただ、位置が、かなり遠かったんです。35メートルほどと言われています。センターサークルとペナルティエリアの真ん中あたりからのフリーキック。キッカーはロベルト・カルロス。ロベルト・カルロス、長い助走から、直接狙った、シュート!!

左足のアウトにかけたシュートは、壁の左側から、ものすごい回転でゴールに吸い込まれました。

キーパー一歩も動けず。というか、普通ははずれる軌道なのに、大きく曲がってゴールに入ってしまった、という感じでしょうか。

このシュート、あまりにもすごくて、のちに、物理学の研究対象にもなったそうです。

ロベルト・カルロスのフリーキックは、所属クラブでも大きな武器となり、レアル・マドリードでは、所属した11年間でフリーキックから、25ゴールを記録しています。

ちなみに、レアルでロベカルが獲得したタイトルは、チャンピオンズリーグ3回!トヨタカップ2回、リーガエスパニョーラ4回など、、、レアルの黄金時代を支えました。

そうです、このころのレアルは、いわゆる銀河系軍団!ジダン、ラウール、フィ-ゴ、ロナウド、ベッカム、そしてロベルト・カルロス。強烈な個性が、奇跡的に うまくまざりあい、強さを誇りました。ロベルト・カルロスは このころのチームについて こんなコメントをしています。

「まるでハリウッドだとか言われていたが、そんな風には感じなかった。ロッカールームでは、誰もが、普通の青年だった。ジダンも、ベッカムも、人間っぽくて、全然スター気取りじゃなかったよ」

レアルに11シーズンに渡って在籍して、クラブ史上、外国人として最も多く試合に出場したロベルト・カルロス。最後に彼の言葉をもうひとつ。

「どんな大きな試合でも、大切なのは、ベストを尽くすこと。いつもどおり、ベストを尽くすことだ」