きょう ピックアップするのは、この方です。

カカ!!

元ブラジル代表、ACミランなどで大活躍した選手、カカ!!本名は、リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチ。過去にバロンドールも獲得した、すごい選手です。82年、ブラジルの首都ブラジリア生まれ。ごく普通のサッカー少年だったカカですが、7才のとき、家族がサンパウロに引っ越します。これが運命の最初の扉でした。名門サンパウロFCの下部組織に入り、本格的にサッカーを始めます!15歳でプロになることを決意!19歳のとき、サンパウロのトップチームデビュー!

2002年日韓共催のワールドカップで、ブラジル代表のメンバーに入りました!出場機会は少なかったんですが、、、ブラジルは優勝しましたから、カカは、その優勝メンバー!ということになります。運命の二つ目の扉は、2003年。ACミランに移籍!ヨーロッパでの生活が始まりました。

ミランでは最初、ルイ・コスタのバックアップとして考えられていたんですがシーズンが始まってみると、カカが活躍!ルイ・コスタをベンチに追いやりました。 ACミランでのカカのハイライトは、2006―2007シーズンです。このシーズン、ミランは、チャンピオンズリーグ優勝!!カカは、チャンピオンズリーグ10得点で得点王!

日本で開催されたFIFAクラブワールドカップでも1得点3アシストの活躍でミラン優勝!!こうした活躍が評価され、カカは、バロンドール、さらにFIFA最優秀選手などタイトルを総なめにしました。いま振り返ってみると、この年が、カカが最も輝いていたシーズン、ということになるんでしょうね。その後は、レアル・マドリードに移籍するものの、思うように活躍ができずカカ獲得は失敗だったと言われたり、レアルからミランに復帰しても出場機会に恵まれなかったり、なかなかあのキレキレのカカを見ることが少なくなってしまいました。

そんなカカなんですが、実は、日本とも関わりが深く、素敵なエピソードが残っています。山形県の最上町という町があるんですが、、、93年、町主催の国際交流行事でブラジルのサンパウロFCのジュニアチームが町に来ました。そのおよそ20人の子どもたちの中に当時11歳のカカ選手がいたんです!最上町の農家などに泊まって、地元のチームと交流試合をおこなったそうですが、カカはこのときも大活躍。MVPに輝き、その賞金として「5000円」を獲得しました。

で、2007年、クラブワールドカップで来日した際、少年時代に最上町で世話になった方と再会します。そのとき、カカが財布から取り出したのは、折り畳まれた「5000円札」でした。そして、こんなことを言いました。「これば僕の宝物さ」

そうです。 

それは、少年時代、人生で初めて獲得した賞金、あの5000円だったのです。