きょう ピックアップするのは、この方です。

ジエゴ・コスタ!

スペイン代表! そして、イングランド・プレミアリーグ、チェルシー所属のフォワード、ジエゴ・コスタ!1988年10月7日生まれ! きょうで28歳。顔つきからして、悪そう、、、と言いますか、何かやらかしそうな雰囲気が色濃く ただよってます。でも、プレーでは、しっかりシュートを決めるストライカーなんです。今シーズンも、チェルシーで序盤からゴールを量産中!

ジエゴ・コスタは、ブラジル生まれ。ラガルトという小さな町の出身です。そうなんです、最初にスペイン代表と言いましたが、生まれはブラジルなんです。だから、2014年のワールドカップ ブラジル大会の前に、ブラジル代表を選ぶのか?スペイン代表を選ぶのか?ということでかなり話題になりました。

ブラジルで生まれたジエゴ・コスタですが、2013年にスペインの国籍を取得。その前に ブラジル代表に選ばれたこともあったんですが国際Aマッチに出場していない、ということでスペイン代表への変更が可能だったんですね。その権利を使って、スペイン代表を選んだわけです。そういう経緯があったため、ブラジルでのワールドカップではブーイングを浴びていました。

そんなジエゴ・コスタのサッカー人生、、、実は 生まれたときからすでに始まっていたんです。名前のジエゴ、、、 ディエゴとも言いますが、これ、あの、ディエゴ・マラドーナにちなんだものだったんです。ブラジルなのに、アルゼンチンの英雄の名前って、ちょっと微妙な感じもしますが、、、ちなみに、お兄さんは、元ブラジル代表のジャイルジーニョにちなんでジャイールと名付けられたそうです。 

ジエゴ・コスタがプロのクラブと初めて契約したのは、16歳。このレベルの選手にすると、ちょっと遅めですよね。ヨーロッパに渡ったのは、その2年後、2006年。まずは ポルトガルのブラガ、そして、スペインのアトレティコ・マドリードへ移籍。しばらくは、ローン移籍で、さまざまなクラブで経験を積みます。アトレティコ・マドリードで本格的にプレーするようになるのは2010年。このときのアトレティコはすごいですよ。フォワードにいたのは、セルヒオ・アグエロ!そして、ディエゴ・フォルラン!最初は スタメン争いもありましたし、ケガがあったり、再び、ローン移籍に出されるなどなかなか すんなりとは行きませんでしたが、2013-14シーズン、ついに、大活躍!シーズン35ゴールでアトレティコ・マドリードのリーガ・エスパニョーラ優勝に大きく貢献しました。

アトレティコ・マドリード、これは実に18年ぶりの優勝でした!ず~っと、バルセロナとレアル・マドリードが独占状態だったリーガのタイトルをもぎとったんです! その中心が、ジエゴ・コスタ!この優勝で、世界的に注目を集めたジエゴ・コスタ、、、次のシーズン、イングランドのチェルシーに移籍します。2014-15シーズンは、リーグ戦で20ゴールをあげ、好調だったんですが、2015-16シーズン、、、序盤、オーバーウェイトの影響もあり不振。当時のモウリーニョ監督は、コスタを先発から はずします。ある試合では、こんな問題行動がありました。

コスタは、試合中、ウォーミングアップのあと、ビブスを脱いで、ぽいっ!放り投げたんです。 このビブスが、もうちょっとでモウリーニョ監督に当たるところだった、、、このシーン、テレビ中継でもばっちり放送されて物議をかもしました。

そんなコスタなんですが、グッドなアクションもおこなっていまして生まれ故郷のブラジルの小さな町 ラガルトに、サッカー・アカデミーをつくって子どもたちにサッカーの機会を提供しています。コスタは、これについて、こんなコメントをしています。

「ああいう小さな町では、サッカー選手になりたいと思っても、ほんとに わずかなチャンスしかない。僕が子どものころに持てなかったチャンスを 彼らに提供したいと思ったんだ」

こんなエピソードもありました。2014年、ワールドカップ ブラジル大会のとき、ブラジル代表ではなく スペイン代表を選んだことで、観客からブーイングを浴びたジエゴ・コスタですが、、、ブラジルの町、コスタが生まれ育った「ラガルト」は 違いました。

町の広場には、スペイン代表の ユニフォームを着た人があふれたのです。