「博物館でお花見を」 開催中

今週末、東京でも桜の開花するのでは?と予想されていますが、東京・上野の東京国立博物館では、展覧会「博物館でお花見を」が開催中です。桜をモチーフにした名品の数々が展示されています。

たとえば、江戸時代の絵師、狩野長信による国宝「花下遊楽図屏風」は、満開の桜のもと、踊る人。絵の下のほうには、お弁当を広げているような図が見えます。

鳥居清長による江戸時代・18世紀の絵画「飛鳥山花見」。これは8代将軍 徳川吉宗ゆかりの桜の名所、飛鳥山のにぎやかな様子を描いたもの。古くから続く、日本人の桜に寄せる思い。美術を通して感じて見るのはどうでしょう?

「博物館でお花見を」は、上野の東京国立博物館で4月8日まで開催中。

映画『リメンバー・ミー』  今日 公開     

今年のアカデミー賞で長編アニメーション賞と歌曲賞を受賞した、ディズニー/ピクサー最新作。監督は、映画『トイ・ストーリー3』の リー・アンクリッチ監督。

舞台はメキシコ。<死者の日>という、亡くなった方が帰ってくる、日本で言うと「お盆」のような日のお話です。

音楽が大好きな少年・ミゲル。将来の夢はミュージシャンになること。でも、ミゲルの家では、音楽は禁止されています。なぜなら、むかし、ミゲルの ひいおばあちゃん'ココ'のお父さんが音楽の道を突き進み、家族を捨て、帰ってこなかたから。亡くなった家族の遺影をかざる部屋に、その ひいおばあちゃんのお父さんの写真だけがありません。やぶかれているんです。

でもミゲルは、町が生んだ伝説のスター、エルネスト・デラクルスのような歌手になりたいと思っています。

こう思っているんです。もしかして、エルネスト・デラクルスこそが、ひいおばあちゃんのお父さんなんじゃないか??そして、<死者の日>がやってきます。お祭りでにぎわう街、、、あることがきっかけで、ミゲルは、<死者の国>に迷い込んでしまいます。

<死者の国>では 亡くなった人がガイコツの姿で暮らしていますが、ミゲルは、日の出までに元の世界に戻らないといけません。そんな時、ミゲルが出会ったのは 陽気なガイコツのヘクター。ミゲルはヘクターの力を借りながら、タイムリミットまでに元の世界に戻ることができるのか・・・?そんな映画『リメンバー・ミー』。主題歌となっている曲「リメンバー・ミー」誕生の秘話を、宣伝ご担当、蕪木智子さんが教えてくれました。

「リメンバー・ミー」なんですけど、監督が最初にロペス夫妻にオーダーした時のどういう曲にしてほしいかというリクエストが『曲の歌詞もコードも音階も全く同じであるにもかかわらず、ある歌い方をすればある意味を持ち、この映画の別の段階では全く違う、正反対の意味を持たせることのできる曲を書いてくれないだろうか?』と頼まれたそうです。場面場面で異なるメッセージを伝えてくれる、ものすごく大事な曲です。使われ方が誰に向かってこれを歌うかによってだいぶ印象が変わってくるんですよね。だからすごくいろんな表情を持った曲だと思います。

まさに!今流れているのは、ミゲルとナタリア・ラフォルカデのヴァージョンですが、これを、劇中で、キャストが歌うんです。終盤で出てきたとき、涙があふれそうになりますよ。(試写会では、涙があふれている方がたくさんいらっしゃいました)

~ 亡くなった人のことをしっかり覚えていること。

その大切さに気づきます。そして、物語の鍵となる、この歌。映画を見たあと、口ずさみたくなります!

映画『リメンバー・ミー』は、T・ジョイPRINCE品川ほかで 今日から公開されます。