「変わる廃墟展」開催

廃墟がテーマの写真展です。浅草橋の「TODAYS GALLERY STUDIO」で、きょうから始まります。13組の廃墟写真家がとらえた 廃墟の数々。たとえば、啝(わ)さんは、福岡県にある 志免鉱業所 竪坑櫓(しめ・こうぎょうしょ たてこう・やぐら)の廃墟の写真。 

~人は何もしていない、時のしわざだけで、建物がこれほど変わるんですね...。

SaltyBarbaraさんはすべてiPhoneで撮った廃墟の写真。

~iPhoneでもゴースト感こんなに出るんですね。怖いです。ふゅーりーさんは、全国300箇所以上の廃墟を撮影してきた つわものです。

写真展では12年間にわたる廃墟探索の総括! 渾身の廃墟写真を展示するそうですよ。また、ギャラリー内ではプロジェクターによる廃墟の動画上映もあります。廃墟を目の前にするような臨場感が楽しめます。

廃墟写真が表紙になったノートなど グッズの販売もあります。廃墟を持ち帰る?

変わる廃墟展」は、今日から3月21日まで浅草橋のTODAYS GALLERY STUDIOで開催。入場料は500円です。

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』  公開中     

日本時間の3月5日に発表、第90回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など、 最多13部門にノミネートされ、大注目となっている、映画『シェイプ・オブ・ウォーター』。監督は、『パンズ・ラビリンス』や『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督です。

時は1962年。アメリカとソ連が宇宙開発競争を繰り広げていた時代。主人公は、アメリカ政府の機密機関で 清掃員として働く女性、イライザ。彼女は、幼い頃から声を出すことができず、友達で同僚のゼルダや隣の部屋に暮らす画家のジャイルズとは 手話で会話をしています。

家と職場を往復するだけの単調な日々を送るイライザでしたが、ある日、機密機関の部屋で、密かに運び込まれてきた "不思議な生きもの" を見てしまいます。半魚人、と言うんでしょうか、、、水の中に暮らす人。見た目もちょっとグロテスクな生き物です。

でも、イライザは、その 不思議な生きものに なぜか 心ひかれます。そっと、お弁当を持って行って、ゆで卵を彼に分けたりレコードを持ち込んで、一緒に音楽を聞いたり。イライザは話すことができませんが、彼とは、心が通じていきます。

しかし、、、政府は、不思議な生きものである 彼を解剖しようと考えていました。冷戦時代、その体の秘密を解明して、兵器としての利用はできないか?と たくらんでいたんです。彼を助けたい。イライザと、同僚のゼルダ、そして隣人のジャイルズは、政府の施設から、彼の救出計画を立てますが・・・そんな映画 『シェイプ・オブ・ウォーター』。ギレルモ・デル・トロ監督が この作品に込めた想いについて、宣伝ご担当、メゾンの戸塚泉さんが教えてくれました。

監督が来日の時におっしゃっていたのは『シェイプ・オブ・ウォーター=水の形』というのは、『愛の形』という風にも捉えられる、 やっぱり本当の愛というのは人種であったりとか、そういった目に見えるものだけではなくて、本能で愛するということなんじゃないか、ということをおっしゃっていたので。人間は先入観だったり今までの経験で、いろんな壁をつくって自分を守っている人たちが多いと思うんですけど、そういうのを持っていると本当に大事なものって見えなくなってしまうのかなっていうふうなことにも気づかせてくれるような作品かなと思います。

この映画は、シェイプ・オブ・ラヴ、でもある、とういうことですね。人種どころか、違う種の生き物との恋、ですからね!究極の違いを乗り越えていくストーリーです!それを主演のサリー・ホーキンスが、演じきっています!ファンタジー・ロマンスであり、そこに、政治的な背景もあり、さらに、同性愛についてのシーンもあったり、いろんなものが詰め込まれた物語。そして、音楽も素敵で、ミュージカル風の場面もあります。愛の形を描く作品、『シェイプ・オブ・ウォーター』。ぜひ大切な方とご覧いただきたい!!