「写真家 瀧本幹也展 CROSSOVER」

写真家 瀧本幹也さんの個展「CROSSOVER」が今日から始まります。 ラフォーレミュージアム原宿で。瀧本幹也さん。自身の創作としての写真をはじめ、「広告写真」、「コマーシャルフィルム」、「ミュージシャンのCDのカバー写真」、さらに「映画の撮影」など、幅広い分野で活動されている方です。ミスターチルドレンのアルバム『HOME』のジャケット写真、是枝裕和監督の映画『そして父になる』、『海街diary』、『三度目の殺人』、といった映画の撮影も手掛ける瀧本さん。技法の異なるジャンルで活動することについて、瀧本幹也さんご本人にお話をうかがいました。

それぞれのジャンルでガラパゴスではないですけど、独自に発展していくものなのであえて全然別のやり方を、普通写真を撮るときこんなやり方しないだろうという...普通やらないようなことをすることで新しい写真になっていくことがあって、広告写真だけど映画的。テレビコマーシャルだけど写真的といったようなまさにジャンルをクロスオーバーしてきている作品なのでそれを見ていただきたいですね。

たとえば、通常映画の撮影の手法を、広告写真でトライしてみる!それが新しい表現を生んでいくんですね!展覧会では、およそ400点の写真や映像を通して、ジャンルをクロスオーバーする瀧本さんの活動に触れていただけます。

「瀧本幹也展 CROSSOVER」は、きょうから3月14日までラフォーレミュージアム原宿で開催。 入場は無料です。

映画『15時17分、パリ行き』  3月1日 公開     

クリント・イーストウッド監督最新作。数々の素晴らしい映画を世に出してきたイーストウッド監督、今回の題材は、2015年に ある列車で実際に起こった無差別テロ事件です。

アメリカ・カリフォルニア出身の幼なじみの3人の少年、スペンサー、アレク、アンソニー。時が経ち、徐々にバラバラの道を進み始めた3人。スペンサーはアメリカ空軍兵、アレクは オレゴン州の州兵になり、アンソニーは カリフォルニア州立大学で大学生活を送っていました。そして、ある日、3人は初めてのヨーロッパ旅行を計画します。スペンサーとアンソニーはローマで落ち合い、アレクとはオランダで合流。久しぶりの再会に、3人はハメを外して夜通し遊びます。

そして4日後、彼らは15時17分、パリ行きの特急列車・タリスに乗り込みます。

穏やかな車内。 しかし、突然、銃声が聞こえます。後ろを振り返ると、そこには銃を構えた一人の男...それは、乗客554人をターゲットにした無差別テロでした。

もちろん、誰も立ち向かえるような武器は持っていません。しかし、スペンサーがその男に向かって飛び出し...

そんな映画、『15時17分、パリ行き』

3人の若者、スペンサー、アレク、アンソニーを演じたのは、なんと、この事件に遭遇した、当事者!!(つまり ここに出てくる3人は、実際にこの事件に遭遇し、命をかけて乗客を守った張本人。リアリティーを追求なんていう表現では足りない、まさにそのまま!!クリント・イーストウッド監督は この映画について、こんな言葉を残しています。

『この映画は ごく普通の人々に捧げた物語である。』