「岩合光昭 写真展 いぬ」開催中

動物写真の第一人者、岩合光昭さんによる 犬の写真展です。27日から 東急百貨店 吉祥寺店で 始まっています。来年の干支ですものね。犬。僕も戌年生まれなんです...。写真展では、文部科学省が天然記念物として指定している日本の犬、6種の写真 55点が展示されています。北海道犬、秋田犬、柴犬、甲斐犬、紀州犬、そして四国犬。この6種。

岩合さんって、動物の姿、表情を、絶妙にとらえちゃうんですよね。犬の周りに 岩合さんのカメラの存在が ないみたいに。ぜひその写真の数々、堪能してください。カレンダー、ステーショナリーなど、グッズも販売されています。

「岩合光昭写真展 いぬ」は、1月10日まで 東急百貨店 吉祥寺店で開催中。

映画 『オール・アイズ・オン・ミー』 今日 公開

ヒップホップアーティスト、2PAC。 本名トゥパック・シャクール。亡くなって20年以上が経つ今でも、多くのアーティストに影響を与え続ける、音楽界のレジェンドです。この映画は、幼少期から25歳で 凶弾に倒れ、この世を去るまでの2PACの生き様を描いた伝記映画となっています。

ニューヨークのスラムで生まれた2PAC。母親は、ブラックパンサーの一員でした。ブラックパンサーとは、アフリカ系アメリカ人の解放を目指す活動をしていた組織です。父親も、革命をこころざす青年。そのため、両親は、警察から目をつけられています。子どものころから、アフリカ系アメリカ人への、いわれなき暴力、差別を目にしてきた2PAC。 

この幼少期の体験が、「表現で世界を変えるんだ」という彼の活動の核になっているんです。

学生時代には、演劇をこころざしました。そして、カリフォルニアへ。俳優としてショービズの世界に入った2PAC。その後、ヒップホップグループ『デジタル・アンダーグラウンド』の一員としてレコードデビュー。ソロデビューも果たすんですが、レコード会社との契約交渉では、白人の経営陣に、こう言い放ちます。

「この国の腐った現実を、俺の言葉で伝えたい」。

このあと、シュグ・ナイトが率いるレーベル「Death Row」と契約。今回の映画のタイトルにもなっているアルバム『All Eyez On Me』が大ヒットするなど、一気に、スターへとなっていく2PAC。まあ、最後には、最悪の事態が待っているわけですが、、、

今回の映画の製作にあたっては、「Death Row」で、2PACと仕事をしていたこともあるプロデューサーのL・T・ハットンが、徹底的に2PACを調べ上げました。どんな想いで、その作業を進めたのか?宣伝ご担当、リージェンツの吉田莉々子さんが教えてくれました。

本作を作るにあたって2PACについて知りたいことは全て、彼が自分で語っていることを中心に作りたい、という製作の意向がありまして、知りたいことは全て2PACが喋ったインタビューから引用して使うっていうところで、プロデューサーのL・T・ハットンという方いわく、『この映画は2PACの語られざるストーリーだ。YouTubeでは見られないし、ただの噂でもない。他人が語っている話でもなくて、実際の2PACの声を追った映画にしたかった。』という風に語ってますね。

ちなみに、2PACを演じているのは、これが俳優デビューとなるディミートリアス・シップ・ジュニア。4000人の中からオーディションで選ばれましたが本当に2PAC本人そっくりです。しかも、似ているだけではなく実は、彼の父親が2PACのアルバム製作に関わっていたり、2PACが役者として出演している映画『ジュース』のサントラの曲を プロデュースしていた、という不思議な縁があります。

ライヴシーンの撮影の際、2PACに扮したディミートリアスがステージに登場した瞬間、エキストラの観客のみなさんが泣いた、ということ。それだけ、似ているんです。常に、声なき声を世の中に伝えようとした2PAC。その人生を感じてください!