「Tokyo 数寄フェス2017」 きょうから開催

数字の「数(すう/かず)」に、「寄せる」と書いて、数寄(すき)。Likeの「好き」と同じ意味の言葉で、「風流に心を寄せること」を表す言葉です。そんな数寄(すき)をテーマにしたのが、TOKYO 数寄フェス。上野恩賜公園ほか、 東京国立博物館, 東京都美術館、東京文化会館、そして、谷中できょうから11月19日 日曜日まで開催。

上野公園の噴水前広場には、上野にある東京藝術大学の学生さんたちによる巨大な「おみこし」が登場。学生たちが ひと夏をかけて制作した おみこし。イタリアルネッサンスの画家、ボッティチェリの絵に登場するビーナス像をモチーフにした おみこしは驚く姿!

また、同じく、上野公園には、移動式住居と茶室が登場。そこで、お茶のスペシャリストによるお茶がふるまわれます。 さらに きょう午後4時からは、上野公園の噴水前広場に日本のサウンドクリエイター遠藤大介さんによるソロプロジェクトDE DE MOUSEが登場。パフォーマンスを披露します。 TOKYO 数寄フェスは、きょうから開催。 

『2020年、渋谷。 超福祉の日常を体験しよう展』 開催中

『超福祉展』という愛称で親しまれているこのイベント。 今年で4回目の開催です。2020年の渋谷では、これまでの「福祉」のイメージを超え、「超福祉」、、、主催者の方の言葉を借りれば、「かっこいい」福祉が街にあふれている。そんな超福祉ヘ向け、すでに動き始めているアクション、プロダクト、人などを紹介するイベントです。今回は、会場が、 前回までの倍以上に増えました!メインとなっている 渋谷ヒカリエ 「8/」(ハチ)を中心に4月にオープンしたばかりの渋谷キャスト、スペース・ガーデン、ハチ公前広場 や ケアコミュニティ・原宿の丘などが舞台。

例えば、渋谷キャストで行われている 【ヒューマンライブラリー】。これは、『人』そのものを、本として借りて、読もう! ということで、LGBTの方、ハンディを持つ方、その家族の方などを貴重な物語が詰まった『本』に見立て、参加者との対話を通してお互いの理解を深める、というもの。

『本』として 登場するのはブラインドサッカー男子日本代表の加藤健人選手!手話と筆談でやりとりするカフェ「Sign With Me」のスタッフの方、車椅子ダンサーの岡安みほさん ほか多数のみなさん。このヒューマンライブラリーは 1回30分。 事前予約制となっています。もちろん、メイン会場となっている渋谷ヒカリエでもシンポジウムが行われるほか、さまざまなアイテムの展示がされています。その中から、ひとつご紹介。ここの写真があるんですが、ぱっと見、、、見た目は小さくて、かっこいい。でも、何かわかりません。スタッフの浜本由美子さんに教えていただきました。

デンマークのオーティコンという会社の補聴器をご案内しています。従来の補聴器と違ってご自身の顔の向いた方の音を集音するのではなくて、総体的な音を全て耳に入れるという、なるべく自然に近い形の補聴器です。女性の方でしたらピアスと変わらない大きさなので、髪の毛を下げてしまえば補聴器を付けているのもわからないくらいです。

このスタイリッシュでかっこいいアイテムは、補聴器だったんです。オーティコンのブースでは 、VRとヘッドホンを使って、従来の補聴器との違いを体験することができます。このように、渋谷の街のさまざまな場所でいろんな体験ができる『超福祉展』。今年のキャッチコピーは、「違いを探しに、街へ出よう」!イベントを主催するNPO法人、ピープルデザイン研究所の須藤シンジさんにこの言葉に込めた想いを伺いました。

今回のキャッチコピーが"違いを探しに、街へ出よう!"というものなんですけども、僕らの実際の活動のスタンスでもあるんですけど、ハンディを持ってても、自宅といつもの施設、あるいは病院の往復という、人生の枠を超えて、どんどんエキサイティングな街に出てこうよ。そんな思いから落とし込みました。

もう一度、「違いを探しに、街へ出よう」。違いがあって、いいんです!そして、それぞれの違いについて、話し合って、理解を深めること。そうしたことが、渋谷から発信されます。みなさんもぜひ感じてください!!ちなみに期間中、ハチ公にも ある仕掛けがあるそうで、待ち合わせの際に、ぜひ見てみてください。

『2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展』は、渋谷ヒカリエ、渋谷キャスト ほかで、 来週の月曜日までの開催です!