「蔵前展 秋場所」 開催中

相撲の話では、ありません。かつて 問屋の街として知られた蔵前。そこで、ものづくりに携わる企業、ショップ、9社による、人、店、街の展示会、それが「蔵前展 秋場所」。水曜日から始まっています。参加しているのは、例えば、、、ブリキ、スズでできた箱をはじめ 生活雑貨を扱うブランド「シュロ」。自分だけのノートを作ることができる文具店、「カキモリ」。草木染めのブランド「真糸」。動物のシルエットになった輪ゴムが世界中で人気のメーカー「アッシュコンセプト」など。新作の発表を中心に、作り手の思いを込めた企画を用意しているそうです。あす土曜の夕方5時からは、赤ちょうちん企画として、アルコールドリンクを提供するお店もあります。

「蔵前展 秋場所」は、あさって日曜日まで、蔵前エリアの9つのショップで開催中。ショップの地図はイベントのウェブサイトからダウンロードしていただけます。

http://koncent.net/top/9702

映画「ダンケルク」 あす 公開

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ついに公開のときが来ました!この番組で試写会も開催した大注目作『ダンケルク』。

監督は『インセプション』や『インターステラー』の クリストファー・ノーラン。第二次世界大戦 初期に、実際にあった出来事を描いた作品です。ダンケルクとは、フランスの港町の名前。ドーバー海峡を挟んですぐ向こうがイギリスという、フランスの北の端にある町です。

1940年、イギリスとフランスの連合軍、合わせて40万人の兵士たちがドイツ軍により、このダンケルクに 追い詰められます。空からは爆撃、陸からもドイツ軍が迫る、という状況の中、彼らを無事に撤退させるための救出作戦が始まります。

これを 陸・海・空 の三つの視点で描いているのが、映画『ダンケルク』。

まずは、ダンケルクの海岸、つまり 陸 にいる、主人公のイギリス兵 トミーの視点。救出に来た軍艦に どうにかして乗り込んで イギリスに帰りたい!しかし、空からはドイツ軍の爆撃が降り注ぎます。

次に、 海 。

なんと、イギリス本国から、「民間の船」が、取り残された兵士を救出しようとやってきます。民間の船乗り、ミスター・ドーソンの視点で描かれる、海の様子。

そして、 空 。当時、イギリスの最新戦闘機だったスピットファイアに乗ったファリアをはじめとした空軍の視点。

そんな3視点で歴史的救出劇を描いた映画 『ダンケルク』。ある点 に注目すると、さらにストーリーを読み解くヒントになるんです。宣伝ご担当、ドリーム・アーツの岡花実さんに教えていただきました。

クリストファー・ノーラン監督って、過去の作品でも『時間』を操るのが非常に上手で、一個この作品のポイントとして、陸・海・空の3視点で別の時間軸で動いてるっていうところなんですよね。トミーたちがいる陸地は1週間、ドーソンたちの海は1日、ファリアたちの空は1時間、という時間軸で動いてるんですよ。それは、それぞれ過ごした時間が違うから、うまく効果的にそこを組み合わさってるんだけど、実は時間軸が違って、徐々にその時間軸が合ってくる、というところも大きなポイントだと思うんですよね。

1週間、1日、1時間と陸・海・空で登場人物が過ごしている時間は全く違いますが、それが違和感なく、感じられる。これは見事、としか言いようがありません。ちなみに、クリストファー・ノーラン監督はCGをほとんど使わないことで有名。この『ダンケルク』でも ほとんどのシーンがフィルムカメラで撮影されているんです。戦闘機・スピットファイアのレプリカを作ったり、空中戦や爆撃のシーンも、コックピットにIMAXのフィルムカメラを積んで飛ばしながら撮影したり・・・どんな風に撮影されているのか、想像もつかないようなシーンが満載です。さらに、音楽も、どきどきをあおります。

そして、登場人物の描き方も素晴らしい。民間の船を出すミスター・ドーソン。 彼は、なぜ危険をかえりみず、救出に向かうのか??ダンケルクの海岸で指揮をとるイギリスの海軍中佐。(ケネス・ブラナーが演じてます)中佐が最後にする決断とは??  

映画『ダンケルク』は『T・ジョイPRINCE品川』 ほかで 明日から 公開です。