T4 TOKYO オープン

渋谷にきのうオープンした複合型卓球スペース、それが「T4 TOKYO」です。卓球の世界選手権、日本勢、大活躍でした。このタイミングでオープン、、、最高じゃないですか!

The Table Tennis Townに渋谷をしよう、ということで、Tが4つで、T4。エントランス付近には、卓球男子日本代表の公式ウェアも手がける「ヴィクタス(VICTAS)」が初の直営店をオープン。卓球スクールもあって、「誰でも参加可能なグループレッスン」から 「プライベートレッスン」まで、さまざまなレッスンが用意されています。

そして、卓球に、気軽に 触れたい方は、 卓球台を備えた、卓球レストラン&バー、「ザ ラリー テーブル」へどうぞ。フードは、東京で話題のお店とコラボレーションしたメニューが楽しめます。

例えば、和牛を提供している世田谷「TOKYO COWBOY」の粗挽き肉を使った「TOKYO COWBOY ハンバーグ」。フレッシュチーズ店「渋谷CHEESE STAND」とコラボレーションした「CHEESE STANDブラッタータとイチゴ」。卓球台がありますので、もちろん、卓球もできます。複合型卓球スペース「T4TOKYO」。

JR渋谷駅から徒歩8分。駅から行くと、タワーレコードの少し先にあります。

映画「セールスマン」 あす公開

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イランから届いた映画です。今年のアカデミー賞 外国語映画賞を受賞した『セールスマン』。舞台は、イランの首都、テヘラン。主人公は、『セールスマンの死』という舞台に出演している 俳優の夫婦、エマッドとラナです。彼らが住むアパートの隣の敷地で行われていた建設工事のせいで、アパートが崩壊。引越しを迫られます。そして、新しい家に引っ越して何日かたったある日。ラナが 押し入ってきた人に襲われてしまう、という事件が起きます。夫であるエマッドは、なんとかして犯人を捕まえたいと思います。エマッドは言います。

「警察に行こう」

「いやよ」。

ラナは、警察に届け出る事を拒否。精神的に大きなダメージを受けたラナは ほとんど何も語らず、復讐はやめてほしい、と言います。やりきれない怒りのなか、エマッドは自分で犯人探しを始めます。そんな中、すれ違いが生まれ、だんだんと崩れ始める2人の関係。ある日、ついに、エマッドは犯人と思われる人物を特定し、接近を試みますがそこに待ち受けていたのは・・・

映画 『セールスマン』。見所を宣伝ご担当、バレリアの小倉聖子さんに教えていただきました。

だんだん家にヒビが入って崩れてくるのと同じように、家族にもヒビが入ってくずれていく、というのをアスガー監督は合わせてるんじゃないかと思うんですけど。あと、物語の中で私たちがあまりにもイラン・テヘランというところを知らない。イスラムという宗教のことについても知らないので、例えばイランの社会についての女性の立場がどういうものなのかっていうのも、やっぱりこの映画の中で奥さんを見てると、何かあるんだなっていうのはわかるんですよ。奥さんの表情一つづつを汲み取って、彼女が言わないことってなんだろうとか、そういうところも見ていくとすごく面白いと思います。

なぜ、ラナは、なにも語らないのか?私たちが知らない、テヘランのこと。社会問題。女性の立場。サスペンスのストーリーを通して、いろんな角度から、イランの今が描かれています。この『セールスマン』アカデミー賞 外国語映画賞を受賞しましたが、トランプ大統領がイスラム圏7カ国 出身者の入国を一時禁止する大統領令に署名したことに対する抗議のため、アスガー・ファルハディ監督は アカデミー賞授賞式への参加を辞退。

そのため、アカデミー賞の授賞式に登場したのはイラン出身の女性実業家、アニューシャ・アンサリさん。彼女が監督のメッセージを代読しました。『世界を私たちと敵という カテゴリーに分けることは、恐怖やごまかしを生み出します。映画は、カメラを通して、宗教や国籍の固定概念を壊すことができます。これまで以上に'共感'が必要とされている いま、映画は共感を生み出すことが できるのです。』

映画『セールスマン』は あすから公開されます。そして、今朝は、そのチケットを 5組10名さまにプレゼント!