⚫️「カレーフェスティバル&バングラデシュ ボイシャキ メラ」あさって開催

「ボイシャキ・メラ」とは、バングラデシュの暦でお正月のお祭りを意味します。きょう4月14日がちょうど新年だそうで、その直後、あさって日曜日、池袋西口公園で開催されます。主催は、 NPO法人「ジャパン・バングラデシュ・ソサエティ」。 お祭りを通した文化の交流を目的にしていて、今年で18回目!民族衣装を紹介する「ボイシャキ・ファッションショー」、バングラデシュから来日したスター歌手のステージ、バングラデシュの伝統歌謡。さらに、日本人による「ボイシャキ・プログラム」として、和太鼓の演奏もあるようです。

もちろん、カレーもありますよ!!カレーフェスティバルですから!!バングラデシュのカレーを堪能してください。「カレーフェスティバル&バングラデシュ ボイシャキメラ」はあさって日曜日、池袋西口公園、東京芸術劇場前の広場で開催。

⚫️映画「人生タクシー」 あした 公開

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イラン映画です。2015年のベルリン国際映画祭で「金熊賞」 つまり、最優秀作品賞を受賞した作品です。舞台は、イランの首都テヘランを走るタクシーの中。この映画を撮影したジャファル・パナヒ監督が 自らタクシー運転手になりすまして乗ってくるお客さんとのやりとりや、お客さん同士の会話を映し出していきます。乗ってくるお客さんは、さまざま。例えば、金魚ばちを持った ふたりの老婆。ひともうけをたくらむ海賊版ビデオ業者。映画の題材に悩む監督志望の大学生。偶然 乗り合った 教師と自称・車上荒らしは、死刑制度について議論します。 テヘランの街に住んでいる 多様な人が出てきて次から次へといろんな話しをしていく。 というものなんですが・・・

このジャファル・パナヒ監督、過去に作った作品が国から「反体制派の作品」と見なされてしまい、2010年に"20年間の映画監督禁止令"を出されました。

→映画の製作・脚本の執筆・海外旅行・インタビュー、すべて禁止!

でも、作っちゃったんです。イラン国内では、当然、上映ができません。だけど、世界の映画関係者は、大いに評価!ベルリンでは金熊賞です。そんな映画 『人生タクシー』。見所を、宣伝ご担当、浦谷晃代さんに教えていただきました。

言いたいことはいろいろあると思うんですよ、監督として。国だったり、ものづくりだったり、いろんなみなさんがまるで代弁者かのように言ってる気はします。例えばDVD屋さん。海賊版だったりとか通常見れないような作品をなぜだかみんな持っていて、それを注文されたところに運んでいったり、死刑制度について語っているところがあるんですけど、それも本当に問題になっているし、イラン社会における問題をみんなでいろいろ議論したり、というのも本当に実際乗り合いタクシーではよくあることらしいです。

今のイランの社会が、どんな空気なのか?それがタクシーの乗客を通して描かれていく作品。 監督禁止令を出されても、作らなければならない!そこまでして、パナヒ監督が伝えたかったこととは?ぜひスクリーンで確認してください。パナヒ監督は 依然として 出国ができない状況にあるためこの作品に関するインタビューなどは いっさい ないんですが、、、映画の資料にある 監督の言葉、ご紹介しましょう。

「私は映画作家だ。映画を作る以外のことは何もできない。映画こそが私の表現であり、人生の意味だ。芸術としての映画は、私の第一の任務だ」

映画『人生タクシー』は 明日から 公開されます!そして、今朝は、そのチケットを5組10名さまにプレゼント!締め切りは、このあと10時30分までとさせていただきます。