20204月以降、すべての小学校で「プログラミング教育」が必修となります。今年3月に文部科学省がまとめた「プログラミング教育」の手引きによりますと、小学校では、コンピュータで三角形を描くためのプログラミングや音楽を作るプログラミングを学ぶことになるそうです。海外の小学校では、プログラミング教育、どの程度進んでいるのでしょうか?今朝も2つの国の通信員に電話をつなぎ、お話を伺います。

●「初等教育におけるコンピュータープログラミング教育は導入されていますか?」

ロシア モスクワ 柴田顕さん

「されている」

インド ムンバイ ハリー・チェンさん

「されている」

●ロシア モスクワ 柴田顕さん

Q 初等教育におけるコンピュータープログラミングの授業は導入されているというお話ですね?

A 学校におけるプログラミング教育は当然進められています。10年程前から義務教育に取り入れるようになったようで、現在のロシアの子供達は例外なくプログラミング技術を学んでいます。ただ、一年生から始まる訳ではなく、大抵の学校では5年生ごろから始められるようです。内容も学校ごとに違いますが、大体2言語を勉強するらしいです。パスカルやC言語と言ったプログラミング言語だそうですが、正直言って、私にはちんぷんかんぷんでした。エクセルを使っての計算や「配列」というのも子供たちは解るようですが、とてつもなくジェネレーションギャップを感じましたね。とは言っても子供達も学校ではそこまで専門的なことを学ぶわけでもなく、その場合は専門学校へ進むそうです。今の20代の人たちも割とプログラミングの知識はありますし、元々ロシア人自体がパソコンが好きなのではとも思います。

インド ムンバイ ハリー・チェンさん。

Q IT教育が進んでいるインドですから、コンピュータープログラミングの教育も導入されているんですね。

A インドの腕の良いエンジニアーは日本の企業でも求められている今。子供のcoding はあるがまだまだ小規模。日本のKumon塾などはすでにインドで500店舗あり、今後いっき拡大もあると思われる。

スマホ台数は中国を抜いており、更にデジタル化が進み、コーディングは大流行りになると思う。日本は大人向けのcodingも行なっているが、インドは自分で独学で勉強する子供も大人も大勢いると聞いております。