縁起物、お好きですか?日本は、だるま や、「福が来る」、「苦労がない」ということから、フクロウ、「運をかきあつめる」熊手など、多くの縁起物がありますよね。海外のあの国、あの街の縁起物、どんなものがあるのでしょうか?今朝も2つの国と地域の通信員にコネクトして伺います。

「まず、縁起物という概念はあるのでしょうか」

台湾 片倉 佳史さん

「あります」

フランス・パリ ドゥヴィアンヌ 園子さん

「あります」

台湾 片倉 佳史さん

縁起物はあるということですが、どんなものですか?

縁起物としては、赤い紙に各種縁起の良い言葉を筆書きしたものを貼る。新年ならでは縁起物としては、「春聯」と呼ばれるものがある。赤い紙にさまざまな縁起の良い言葉を筆書きしたもので二枚で1セット。古い詩や名文からの引用などが多い。漢字で書いてあるとは言っても、意味はわからないことが多い。それでも、なんとなくでも意味はわかるので、漢字をみながら想像する楽しみはある。縁起担ぎで赤い服を好んで着る人がいる。中には赤い下着を身に着ける女性もいる。

フランス・パリの、ドゥヴィアンヌ 園子さん。

どのような縁起物があるのでしょう?

願をかけた後「木」を触ると成就すると言われている。すぐ近くにある木を触るとか、樹木の幹を触るとかします。中世ではキリストが木の十字架に架けられたから木の十字架に触ってキリストに守ってもらうと考えたらしい。でもエジプトやペルシャの文明の時代から言い伝えられているという説もあり木は生き物で気を発している聖なる物と考えられていたとか英国でもTouch woodというのは皆よく使うよう。

「今度こそ試験に合格すると思う、でも木に触って結果を待つわ」

「私はとっても健康よ! でもそれがずっと続くよう木に触ってるわ!」

「木に触りながら宝くじ買ったのよ」など。