格安の海外ツアーを販売していた旅行代理店「てるみくらぶ」の経営破綻は、旅行業界だけでなく、社会現象といえるほどのインパクトがありました。航空チケットとホテルをネットでアレンジする個人旅行も多くなっていますが、ゴールデンウィークのあなたの予定は、「旅行代理店のツアー」ですか?そして、あの国での「旅行代理店事情」、いったいどうなっているのでしょうか。今朝も二つの国にコネクトします。

「旅行代理店はよく利用されていますか」という質問です

アメリカ・ロサンゼルス リーソル・ウィルカーソンさん

「ほとんど使いません」

中国・上海 松田奈月さん

「中国では旅行代理店の数が多くよく利用されています」

アメリカ・ロサンゼルス リーソル・ウィルカーソンさん

Q そもそも旅行代理店のお店があるんですか

A みんなはオンラインで、チケットを買ったり、予約したりします。やっぱりそっちの方は色んデスカウントがあります。その場でも買う事ができたけど、20ドルぐらい高かった。HOLLYWOODスターの家のツアーもそうですね。HOLLYWOODの方でもチケットを買う事ができるけど、オンラインよりも高いです。私は先週初めてニューオーリンズに行きました。両親と一緒に沼のツアーをしたかったので、オンラインで予約しました。

Q そもそも飛行機、ホテル、その先の移動が全部込みになった、パッケージのツアー、というのをしないのでしょうか

A

中国・上海 松田奈月さん

Q 旅行代理店ってどれくらいあるのでしょう

A 中国の旅行代理店は、統計では大小様々に27,000社以上、上海だけでも1200社以上あるそうです。(2015年末データ)その中でも最近の上海では、旅行代理店と言えば人気なのは実店舗ではなく、ネットです。(それも8割以上はモバイルを通しての購入とのデータもあります。)ネットを中心に展開している中国の旅行代理店の最大手といえば、「携程C-trip」です。国内外のホテル、飛行機、ツアーなど幅広く取り扱っていて、日本への爆買旅行もこのC-tripでツアーや航空券を購入しているという人たちがかなり多いと思います。(去年は中国からの旅行者数は延べ640万人近く、今年は800万人が見込まれているそうです)オンライン対応の旅行代理店は、モバイルで予約から支払いまで全てが完了できるので、働く社会人はもちろん、学生にも人気があります。中国では、モバイルに自分の銀行カード(クレジットカードではなく、普通の預金カード)を紐付ける支付宝(アリペイ)のようなシステムが急速に普及していて、支払いがワンクリックで済む便利さもあります。

Q やはり中国から国外へはツアーが多いのでしょうか、そしてトラブルなどは起きていないのでしょうか