池袋駅の東口を出て、徒歩1分。ビルの4階にあるのが、ディスクユニオン池袋店。

20161202hidden03.jpg

中古のCDやDVDなど音楽ソフトをメインに販売するお店で、骨太な音楽ファンがお客さんの中心です。そんなディスクユニオンのイメージとはまったく違う、キラキラとしたスペースがお店の一角を占めています。そこが話題の『Girlside』。

20161202hidden01.jpg

まず7インチの中古レコード、下のほうにもLPレコードがずらっとあって、その上にアパレルです。Tシャツやトレーナーみたいな素材もあって、これは全部オリジナルです。あとステッカーだったり、『はじめてのレコード』というレコード入門編みたいな書籍。ジャケ買いしたお客さまにもせっかくだったら聴いてほしいと思いますが、レコードが初めてだとさっぱり分からないはずなので、こういう本も置いています。それとレコード型のバック。これ、かわいいんですよ。実際に7インチのレコードをスリーブにしてポーチにしてもらったものなんです。

雑貨コーナーもありましていろんなブランドのものを置いてるんですけど、帽子もA side帽子とB Side帽子の2種類。A Side、B side、Girl Sideみたいな。もともとデザイナーさんのファンの方なんかは、『グッズを買いに来たけどレコードをジャケ買いしました』という方もいますので、まさしくレコードの入り口になりたい、というのがかなってます。グッズがかわいいので。」

20161202hidden04.jpg

並んでいるのは中古の7インチ・レコードに中古のCD。さらに、Tシャツやトレーナーなどオリジナルの洋服にレコードのジャケットをリメイクしたポーチ、数々のアクセサリー。なぜ、こうした"ショップ・イン・ショップ"をつくろうと考えたのでしょうか? ディスクユニオンの小泉優さんと藤原あゆみさんに お話をうかがいました。

「アイディア自体は去年くらいからありました。もともとディスクユニオン全店で男性のお客さまがすごく多くて、それは本当にありがたいんですけれども、ただ女の子がちょっとだけ近寄りづらい雰囲気もあるのかなと。ここのコンセプトが"レコードが女の子の身近なものであってほしい"ということで、もっと女の子にも気軽にレコードだったり、レコードに限らず音楽に触れてほしくて、女の子に来てもらうためにはどういう入り口を設けたらいいんだろうなというのを話していたのがきっかけです。ディスクユニオン全体のなかで何人か集まって、そのための会議というのを1年以上前から繰り返してきて行き着いたという感じです。」

ディスクユニオン全店のなかから、主に女性のスタッフ6名が選ばれ"どうすれば女性も来てくれるのか"、ミーティングが重ねられました。ヒントとなったのは、あるイベントでした。

「今回お店のプロデュースをやってくださっている多屋澄礼さんという方がいらっしゃるんですが、その方が所属しているTwee Grrrls Clubという女の子だけのDJ集団があります。そこで去年行ったイベントがわりと反応があったというかいい企画だったので、お店自体も多屋さんにお任せしたら面白いかなと。お店まで立ち上げちゃおうということになりました。」

今年の4月、DJやライターとして女性に人気の高い多屋澄礼さんにショップ・イン・ショップのプロデュースを依頼。『Girlside』がいよいよ動きだしました。オープンしたのは、10月21日 金曜日でした。

「ほんとにここがディスクユニオンなのかなというようなキラキラしたスペースになったので、『わぁ~~』という感動がすごく大きかったです。オープン2日目が初の週末で土曜日だったんですけど、そこだけ原宿みたい。(笑)それまでは展開図とかイメージ図とかいろいろ見ながら会議をしていて、これほんとにディスクユニオンに馴染むかなと思っていたんですが、しっかりもう独立した立派な空間になっていて感動しました。」

20161202hidden05.jpg

イギリスの学校の教室をイメージしたスペース。そこに置かれているレコードやCDは、多屋澄礼さんがディスクユニオンのいろんなお店を巡って見つけて来たものです。女性はもちろん、幅広い層の方が足を止めています。

「制服を着た女子高生や多屋さんのファンです、という方もいらっしゃいました。もともとディスクユニオンにいらっしゃっていたお客さまも『なんかワンコーナーできてる』って感じでレコードを見て行かれるんですけど、やっぱりレコード好きな男性のお客さまから見ても面白いレコードがいっぱい置いてあるみたいで、それを一緒に買われて行かれたり。多屋さんがいっぱいディグってくれたおかげでレコードが好きな人にも面白いものが集まったようで、いろんな方面から好評ですね。」

『Girlside』立ち上げチームのメンバー、普段はJポップとパンクがご専門の小泉優さん。そして、ディスクユニオンが制作する音楽のなかで、アイドル専門のレーベルを担当されている藤原あゆみさん。おふたりに最後にうかがいました。音楽ソフトが売れない、と言われる時代ですが毎日どんな想いを胸にお仕事をされていますか?

20161202hidden02.jpg

最近またレコードストアデイやカセットストアデイとかがあって、アナログなものが再燃している感じがすごくあります。例えばこのGirlsideでも、ジャケットがかわいいからとレコードを買って行かれた方が、じゃあレコードプレーヤーを持ってないのでプレーヤーを買おうみたいなこともあるので、またきてるのかなと実感しています。

私も特にCDをつくるのがメインの仕事というなかで、買う人は少なくなっちゃったのかもしれませんが、好きな人の熱量は変わってないというか。好きな人は決して少なくないと思っているので、CDとかレコードみたいにモノがあるというのはすごく大切だと思うし、それに伴ってお店も大切な空間だと思いますね。やっぱり音楽好きな方と関わる、ライヴハウスと同じくらい、音を鳴らすところと同じくらい、接点でありたいです。」

CDやレコード。モノがあるのは、大切なこと。それを扱うお店もまた、大切な存在です。モノを通して、音楽を愛する人との接点でありつづけたい。そんな想いがあふれて生まれたのが、Girlside』。お店で音楽に出会う楽しみ。忘れかけていたワクワクが、そこにはあります。

もっと身近にレコードを。

ディスクユニオンの女性向けミュージック・セレクト・ショップは池袋にあります!

  • Girlside
  • 住所:東京都豊島区東池袋1-1-2 高村ビルF4
  • アクセス:JR山手線・埼京線『池袋駅』から徒歩5分
  • 電話番号:03-5956-4550
  • 営業時間:平日・土曜日 11:00~21:00
  •      日曜・祝日  11:00~20:00