今日は、ミュージシャン、山下達郎さんのPLAY IT LOUD。

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おはようございます、山下達郎です。わたくしが今リスナーのみなさんとシェアしたい曲は、William Bellの「I Will Take Care of You」。William Bellはいわゆるサザンソウルでございます、メンフィスのリズム・アンド・ブルースのシンガーでございまして、もう70代、ですが、バリバリの現役シンガーでございまして、去年発売されたアルバムなんですが、これはもう1年ぐらい、これが一番聴いています。「This Is Where I Live」というアルバムですけれども。だんだん年をくってきますとルーツ・ミュージックにやっぱり近づいてきます。ルーツ・ミュージックは古びないので、そして時代のトレンドに左右されない強さがありますので、今も聴けますし、10年後でもちゃんと聴けるというそういうものを、私なんかですね、割とどっちかというと、お洒落な音楽嗜好してきたので、こういうのがうらやましいですね。始めからブルースベーシックな音楽やってりゃ良かった(笑)と時々思うことがありますが、いずれにしましても素晴らしいアルバムです。William Bellの「This Is Where I Live」のアルバムから、君のことをTake Careしてあげるという優しい優しいラブソングであります。

「I Will Take Care of You」。

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ミュージシャン、山下達郎さんに選んでいただいたナンバーは、William Bell 「 I Will Take Care of You 」。昨年リリースのアルバム「This Is Where I Live」からお届けしました。このアルバムは先のグラミー賞で「Best Americana Album」を受賞。

William Bellは、アメリカ・テネシー州メンフィス出身のソウルシンガー。1960年代から活躍し、爆発的なヒットはなかったものの、

 デビューシングルの「You Don't Miss Your Water」は、Otis Reddingにカバーされるなど、数多くのアーティストに影響を与えています。現在78歳。声も非常に若々しい!これからも現役バリバリで、良い音楽を届けてほしいですね。素敵な選曲ありがとうございます。

さて、わたくしのニューシングル「REBORN」、9月13日にリリースされています。なんと通算50枚目のシングルだそうです。今回のシングルは映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、これの主題歌でございます。この『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、もともとは東野圭吾さんのベストセラー小説でございます。これの映画化にともないまして、主題歌を私が担当することになりました。もともと東野圭吾さんの小説の中に出てまいります「再生」という曲がございます、ストーリーの中で。これを「REBORN」とタイトルを変えてそうしたオーダーでございますけれども、一言で申し上げますと、まぁ哲学的なテーマと言いましょうか、死生観、生き死にですね。

人が生まれて生きて死んでいくという、人はどこから来てどこへ行くのかそういうようなものがテーマになっております。今回のシングル、映画のサウンドトラックという意味合いもありますので、カップリングとしてですね、門脇麦さんが映画の中でセリという名前で歌います「REBORN」、これアコースティックの非常に端正なですね、歌声であります。

とってもいい声をしておりましてですね、説得力のある歌でございますので、ぜひとも、お聴きをいただければと思います。それにハーモニカのバージョンを加えまして、そうした内容でございます。

9月13日発売ニューシングル「REBORN」、よろしくお願いします。

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それでは、山下達郎でした。