This Week's Number is・・・

     7.9 %  

7.9%、というのは、何の数字なのかと言いますと、この数字は、1年間で 「みそ」の輸出量が 増加した割合です。

財務省の貿易統計によると、2017年の「みそ」の輸出量は、11月までの累計で、過去最高だった2016年の同じ時期を7.9%上回っています。16年前の2002年と比較すると、、、実に、2.5倍になっている、ということ。輸出を後押しするのは、海外での日本食ブームで、農林水産省によると、国外の日本食レストランの店舗数は2015年と比べて、3割も増えているそうです。去年の10月現在、国外の日本食レストランの店舗数は、およそ11万8000店。

主な輸出先は、アメリカや韓国などで、北米とアジア地域が7割を占めていますが、最近は、EUや中東にも広がっています。イスラム圏での市場開拓も加速していますが、問題はハラール認証の取得。「みそ」づくりには、発酵アルコールを含んだ添加物を使うのが一般的なのでアルコールを摂取しないイスラム圏の国では販売できないんですね。

そこで、アルコールを一切使わない独自の製法を開発したメーカーがハラール認証を取得したところ、一年間の販売量が、3.6倍になったとか。このメーカーでは、「現地の一般家庭への普及を進めたい」としています。