This Week's Number is・・・

2.2%

2.2%、というのは、何の数字なのかと言いますと、、、世界中で、夜、人工的に照らされた場所が 毎年増えている割合です。

アメリカの科学雑誌「サイエンス」の電子版でこのほど発表された気象衛星からの観測データによりますと、2012年から2016年にかけて特に、アジアやアフリカで、照明に照らされた地域の面積が増加。世界平均で 年換算で 2.2%ずつ増えていることがわかりました。

街灯だけではなく、例えば 釣り船のライトなども換算されるため、GDP(国民総生産)が増えると、夜の光が増える傾向にあります。また、LEDが普及したことで 省エネにはなったけれど、明るさは増える。そんな現象もある という分析結果が出ています。

過剰な光は、天体観測への影響があるだけでなく、農作物の成長が遅れる原因になると指摘されています。また今回の調査の対象は、人工衛星から観測できる光だけなので、スマートフォンのブルーライトのような、安眠に影響があるとされる光の害については 調査されていません。夜が長い今の時期だからこそ、考えさせられる情報です。