This Week's Number is・・・

13.7% 

13.7%、というのは、何の数字なのかと言いますと、中国国内で1年間にスキー場が増加した割合です。

「中国産業スキー白書」によりますと、2016年に ゲレンデに足を運んだ中国国内の人は、のべ およそ1500万人。これは前の年に比べ、20%増えています。そしてスキー場は前の年に比べ、13.7%増え、中国 全国で646になりました。これは来年の 韓国 平昌冬季オリンピックの次の冬季オリンピックが北京に決定したことがきっかけ。会場となる 河北省の張家口市周辺を中心に 莫大な投資が行われ、次々と新しいスキー場が開発されています。

2022年、北京で開催される冬季オリンピックに向けてスキー場が増えつつある、ということなんですが、日本でも1972年の札幌冬季オリンピックが、スキーブームのきっかけになりました。中国でレジャーとしてのスキーが始まったのは、2000年代以降といわれています。オリンピックの2022年までに ウィンタースポーツの愛好者や、関連イベントの参加者、そして業界関係者を含むスキー人口は3億人になると、中国政府は見込んでいるそうです。ちなみに、日本では、バブルのころ、およそ30年前、スキーが一大ブームとなりましたが、スノーボードのブームなどを経て、スキー場は減少傾向となっています。