This Week's Number is・・・

51%

51%、というのは、何の数字なのかと言いますと、、、

RIAA(全米レコード工業会)が アメリカ時間3月30日に発表した、2016年の大手レコード会社の売上高における、「音楽ストリーミングによる収益」が占める 割合です。アメリカのストリーミング配信市場では、アップル、グーグル、スポティファイなどがサービスを提供していて、2015年から17ポイント増で、51%!初めてストリーミングが5割を越え、ダウンロードも抜きました。

かつて最大の割合を占めたダウンロードは、過去最大の10ポイント減で24%。CDなどの物理的メディアは、7ポイント減の22%。つまり、アメリカでの音楽の聴き方としてストリーミングが かなりの差をつけてトップになった、ということですね。

ちなみに、

アメリカの音楽市場、総売上高はどうなったかというと、、、

11.4%伸びて77億ドル(8500億円)。

伸びたんですが、、、CDが全盛だった1999年と比べるとおよそ半分にとどまっています。

アメリカの音楽の売り上げ、ストリーミングが過去最高の51%を占めたという情報、お伝えしていますが、、、日本でも4月5日に日本レコード協会から 2016年の売り上げ統計が発表されました。結果は、総売り上げ、前年比99%の2,985億円。 (1%マイナスです)

その中で、ストリーミングにあたるサブスクリプションサービスは、金額ベースでは 前の年に比べ161%の200億円と 大きく伸びているものの、売り上げ全体に占める割合は、、、6.7%。CDやDVDなどの物理的メディアの売り上げの割合は、アメリカの4倍近くの82%!!音楽の聴き方の違いが 際立っています。