This Week's Number is・・・

55.6% 

55.6%、というのは、何の数字なのかと言いますと、、、今回のアメリカ大統領選挙の投票率の速報値です。The US Elections Projectが きのう発表したもので投票総数は、およそ1億2884万3000票。有権者は、およそ2億3155万人。これを元に計算すると、55.6%。あれだけ関心が集まっていたのに、半分近い方は投票していないんですね。

過去のデータと比較すると、8年前、2008年にオバマ大統領が選出された時は62.2%ですから、今回はかなり低いといえます。直近で 今回を下回るのは2000年にブッシュ大統領が選出された時の55.3%。

アメリカの大統領選挙は全体の得票数ではなく、州ごとに 人口に応じて決められた「選挙人」をどれだけ獲得するかによって決まります。実際に得票数だけで見ればトランプ候補よりも、クリントン候補の方が20万票あまり多かったことが分かっています。激戦といわれた州を制したトランプ候補が、選挙人の数で上回りました。

アメリカ大統領選挙の投票率、55.6%は 暫定的な数字です。住民登録制度のないアメリカでは、有権者の総数は簡単には把握できません。正確には、連邦政府 国勢調査局が来年に発表する数字で投票率は確定します。

それにしても、今回の選挙戦、「二人の候補に魅力を感じない」という声が大きかったですよね。これが理由なのか、「今回 投票しなかった人が多かった」ということが選挙結果に大きく影響した、といえるかもしれません。