今朝はマラウイ共和国です!アフリカで3番目の大きさのマラウイ湖は、日本最大の琵琶湖のおよそ46倍というサイズ。南北に細長く、国土の5分の1を占め、タンザニアとモザンビークに隣接。湖畔の街には、白い砂浜のリゾートもあり、海水とは違って、べたつくことがない湖水浴を楽しむ地元の人々がのんびりと過ごしています。

5000種類以上の魚類が生息し、ここにしかいない魚も多く、独自の生態系から「湖のガラパゴス諸島」とも呼ばれています。色鮮やかな観賞用の熱帯魚は重要な輸出品、もちろん食用の魚も豊富で、地元の食卓にのぼります。

●マラウイ湖固有の魚は「チャンボ」です。

「チャンボ」は体長が20センチから30センチ程度の白身の魚。淡泊ながら少し甘味があって、食べやすい、現地で最も人気のある高級魚。日本でいうならば、「鯛」のような位置づけの「ごちそう」です。この「チャンボ」、素揚げにして、塩を振ってシンプルに食べたり、唐揚げをトマトシチューと煮込むこともあるようです。

マラウイ国内ではトウモロコシの粉を炊いて固めた主食のマッシュポテトのような「シマ(Nsima)」と一緒に食べるのが一般的。しかし、マラウイ湖に面する街カロンガでは、キャッサバ芋で作られた『コンドーレ』という食べ物と合わせます。

乾燥させた粉を炊くという作り方は「シマ」と同じですが、シマよりも粘り気のある、お餅のような食感が特徴の「コンドーレ」。これと一緒に、塩味が効いた「チャンボ」をいただきます。スパイスがたっぷり入った飲み物「アフリカンチャイ」をおともに。