今朝は四国の香川県です。高松市街の中心部にある、「栗林公園」。ここは6つの池と多くの樹木が植えられ、すぐ裏手にある紫雲山を含めると、広さはおよそ75ヘクタール、東京ドーム16個分にも及び、文化財に指定されている庭園では、日本最大の広さを誇ります。

ここが庭園として整備されはじめたのは江戸時代初期でその後大名松平家の庭園となり、明治以降は香川県が管理。素晴らしい景観はずっと受け継がれています。

4月から9月までは、朝5時半にオープン。早朝の園内には掃除、樹木の剪定、見回りをする職員だけでなく、地元のみなさんが散歩や体操をしている姿を見ることができます。

大きな鯉が泳ぐ池は、船頭さんが説明しながら案内してくれる手漕ぎの木造船で遊覧することもできます。また美しい庭園を眺めながら休憩する茶店も点在。近年は国際的にも知られるようになって、世界中から観光客が訪れます。

●春野菜の一品は「わけぎあえ」です。

地元特産の季節の野菜「わけぎ」はネギとタマネギの交雑種。ネギと比べて辛味が少なく、ほんのりと甘味も感じられますが、薬味として、冷奴や、うどんなどに使われるのが一般的です。

そんな「わけぎ」を、味噌と食材であえたのが「わけぎあえ」。あえる食材は、料亭などではマテ貝やアサリを使うのが一般的ですが、家庭では、いかなご、ちりめんじゃこ、油あげなどさまざまで、味噌の種類や調味料の分量など、さまざまなレシピが存在します。

小鉢にはいった「わけぎあえ」。ごはんや味噌汁と一緒にどうぞ。