今朝はトルコ共和国です!トルコ南部の、地中海に面した場所に位置するアンタキア。紀元前にはペルシャ帝国を支配下に置いた、セレウコス王朝の首都として大きく栄え、その繁栄はローマ時代まで続きました。街の中心部にある考古学博物館には、世界でも有数の、石のモザイクのコレクションがあり、壁や床など、あちこちが彩られています。

キリスト教が広まりはじめた頃には、その中心地となり、「クリスチャン」という呼び方もここで生まれました。町の郊外には、12使徒の1人、聖ペテロの洞窟があります。ここはカトリックの総本山「バチカン」から、聖地として認定されました。洞窟の南にある鉄の門は、聖書に出てくる入り口の一つで、当時からほとんど変わらない古い町並みを歩くと、聖書の登場人物がいるように感じられる場所です。

●朝は、薄いピザのような「ラフマジュン」をいただきましょう。

「ラフマジュン」は、街中にテイクアウトの店がたくさんあるほど、ポピュラーな料理。トルコ全土で食べられています。焼くためにはピザ窯が必要になるため、家庭では作らず、お店に買いに行くことが一般的だとか。アンタキアがあるハタイでは、地中海に面していることとアラブ文化の影響で、オリーブ油と地元のハーブや野菜をたっぷり使うのが特徴です。生地にピーマンのペーストやトマトソースを塗り、刻んだ羊の肉とタマネギの載せます。

そこに、ゴマやクミンを使って味にアクセントをつけて焼き上げます。たっぷりと淹れた紅茶の「チャイ」と一緒にどうぞ。