今朝は愛媛県の八幡浜市です!

四国の西側、九州に向かって突き出た佐田岬半島の付け根にあたる場所。全国に誇る「みかん」の産地として知られています。愛媛県はかつて「伊予国」とも呼ばれていただけに「伊予柑」が有名ですが、他にも、味や食感などが異なるたくさんの品種が栽培され、出荷されています。また、品種改良をすすめてきたことによって、海外でも評価される高級なものも生産が盛んになりました。今の時期は、出荷の最盛期で、青果店などでは、様々な種類を食べ比べすることができます。

●もうひとつの名物は「ちゃんぽん」。

古くから九州や関西との海上交易が盛んな港町の八幡浜。中国の食文化が海を渡って八幡浜にも伝わりました。なかでも「八幡浜ちゃんぽん」は、戦後、地元に定着しました。今では市内のレストランや食堂だけでなく、カフェ、居酒屋などでも「八幡浜ちゃんぽん」がメニューに載っているという、まさに「八幡浜市民のソウルフード」。朝早くから営業しているお店でも食べられるので朝ごはんとしても根付いている人気の一品です。

「長崎ちゃんぽん」は、豚骨ベースの濃厚なスープですが、「八幡浜ちゃんぽん」は、あっさりしているのが特徴。鶏がら、かつお節、昆布などでだしを取ったスープに、もちもちの太い中華麺で、たっぷりと野菜が入ります。具材は豚肉がメイン。また、地元特産品の「かまぼこ」や、「じゃこ天」などが使われることも多いようです。

スープは最後まで飲み干しましょう。