今朝はヨーロッパ、スロベニア共和国です!北はオーストリア、東はハンガリー、南はクロアチア、西はイタリアに隣接する国。日本の四国とほぼ同じ広さに、200万人あまりの人々が暮らしています。

冬の終わりが待ち遠しいこの時期、国の北東部のあるプトゥイという小さな街では「クレントヴァニエ」という伝統行事が行われます。伝統文化を受け継いだ、世界中のさまざまな民族が仮面や衣装を身につけて街を練り歩きます。メインとなるのはフッサフサの羊の毛皮を着こんで、腰に大きなカウベルをつけた地元のキャラクター。冬を追い払い、春を迎える準備、という意味があるこの行事は、今年も2月2日から13日まで開催。参加者も含め世界中から10万人以上が訪れました。

スロベニアの国民食は「そば」です。

年間の「そば」消費量が日本より多いというスロベニア。「そば」の実を挽いて水を加えて麺にするという、日本の料理方法とは違い、さまざまなレシピで毎日のように食します。そば粉をミルクと一緒に飲んだり、パンの生地に混ぜ込んで焼いたり、ケーキなどのお菓子に使ったり。朝は「ウブルニェニク」という「そば団子」をいただきましょう。「そばの実」に、小麦や牛乳などを混ぜ、それをこねて団子にする、「そばがき」のような食べ物です。スロベニアでは「そば」は乳製品と相性がいいとされているので、生クリームやサワーミルクと一緒にいただきます。

たっぷりと淹れたコーヒーと一緒にどうぞ。