今朝はアメリカ西部、アリゾナ州のグランドキャニオンです!

コロラド川の侵食によって削られた渓谷を中心に、数億年以上前からの地層を見ることができる場所。渓谷の崖の深さは平均1200メートルとされていて、長さは450キロメートル近くあるというスケールの大きさ。日の出と日の入りには、空と大地の色が少しずつ変化しまさに息を飲むようなシーンがひろがります。

車だけでなく飛行機やヘリコプターなどのアクセスもあり、広大な自然が作り上げた世界遺産の絶景を見るためアメリカ国内はもとより、世界中から観光客が訪れます。グランドキャニオン周辺にも侵食によってできた名所が点在。先住民のナバホ族が神聖な場所としているところもあるので、現地ガイドによるツアーが一般的です。

●砂漠地帯にある食用サボテンをサラダに

アリゾナならではの食べ物といえば「ウチワサボテン」。その名の通り「ウチワ」のような平べったい形をしたサボテンで、食べるのはその「はっぱ」の部分です。びっしりと覆われたトゲを取り除いてから食べやすく切って生のままサラダのように食します。味は、かすかに酸味がある程度で、あっさりしていて、食感は、生だと少しねばり気があります。

ビタミンや食物繊維が豊富に含まれているので、古くから、健康的な食べ物として食べられてきました。火を通したウチワサボテンは、肉料理のつけ合わせなどとしてもポピュラー。地元スーパーの野菜売り場には、トゲを取り除いたウチワサボテンが並んでいます。マグカップにたっぷり入れたコーヒーと一緒にどうぞ。