今朝はマレーシアの、ランカウイです!マレー半島西海岸に位置し、およそ100もの島々からなる、数億年前からの森と、エメラルド色の海に囲まれたリゾートです。世界的に貴重な地形や地質などを持つことで知られていて、島全体がユネスコの世界ジオパークに登録されました。中でも見どころなのが、島の北西部にある「マチンチャン・カンブリアン・ジオフォレストパーク」。カンブリア紀の地層と、原生林が生い茂るエリアです。ロープウェイに乗り、標高およそ700メートルの山頂近くまで、滝や熱帯雨林のジャングルを見下ろしながら登ります。終点の展望台は、さらに全長125メートルのつり橋につながっていて足下に原生林、遠くにアンダマン海などを見渡せるスリリングなスポットです。また、ランカウイの海辺のビーチリゾートは、ダイビングやセーリングをはじめ、さまざまなマリンスポーツが楽しめます。大規模な水族館や、マーケットなどの施設も充実。クルーザーやヨットを停泊させるマリーナがあって、世界中から観光客が訪れます。

●国民食は「ロティチャナイ」です。

多民族国家のマレーシアでは、マレー系、中華系、インド系など、さまざまな料理の屋台やレストランが軒を連ねています。「ロティチャナイ」は南インドが由来の、ナンのようなパン。マレーシアでは少数派とされるインド系ムスリムの食べ物ですが、どんな宗教を背景とした人も食べられる「国民食」です。「ロティ」は"パンなどの粉もの"、「チャナイ」は"回す"という意味で、こねた生地を、くるくると回して薄く伸ばし、それを折りたたんで何層にもするという、熟練した技術が必要な料理。家庭で作るのは難しいため、「ロティチャナイ」は外食するのが基本。焼きたてを小皿に入ったカレーに浸しながらいただきます。ミルクたっぷりのチャイと一緒にどうぞ。