今朝は南米の国、ガイアナ共和国です!南はブラジルに接し、カリブ海、大西洋に面しているガイアナ。日本の本州より、やや小さい国土に、およそ77万人が暮らしています。南アメリカ大陸で唯一、英語が公用語の国です。広大な熱帯雨林の中にいくつもの川が流れていて、現地の言葉で「水が多い土地」という意味の「ギアナ」が国の名前になったとされています。

ガイアナの一番の観光スポットといえば、ギアナ高地から熱帯雨林に流れ落ちる「カイエチュールの滝(kaieteur falls)」。首都ジョージタウンから小型飛行機で移動します。滝の落差は200メートル以上で、ナイアガラの滝の4倍以上というスケール。この「カイエチュールの滝」をすぐ近くの断崖絶壁で見ると、水しぶきが霧になったりして、景色は刻々と変わり、大量の水が流れ落ちる様子に圧倒されます。

イギリス統治時代の「労働者の食事」

イギリスがインドを統治していた時代、たくさんのインド人がガイアナに連れられてきました。そのため、ほぼ半分がインド系の住民と言われています。食事は、インド料理のひとつ「ロティ」がポピュラー。小麦粉で作った薄いパンで、カレーで煮込んだ具をつかみ、巻くようにしていただきます。この、クレープに近いほど薄い「ロティ」が、ガイアナの主食のひとつともいえます。水が豊かなガイアナでは、農産物の栽培が盛んで、野菜や果物、また、鮮魚や肉類などの食材が豊富。それらをカレー風味にして「ロティ」で食べるというのが一般的な食事です。

甘い炭酸水と一緒に、どうぞ。