今朝はフランスの首都、パリです!

パリには中央駅がなく、「北駅」、「東駅」、「サン・ラザール駅」、「リヨン駅」、「オステルリッツ駅」、そして「モンパルナス駅」という、それぞれのターミナル駅から、各地方に長距離列車が出発します。そのうちのひとつ「北駅(ガール・デュ・ノール)」は、ロンドン行きのユーロスターをはじめとして、ベルギーやドイツへ向かう国際特急の始発駅です。また、リール、ダンケルク、カレーといった、フランス北部に向かうフランス国鉄など、地上のプラットホームは28番線まであり、朝早くからたくさんの乗降客でごったがえしています。

●名物は、パリ郊外の森に囲まれたお城が由来のクリーム

パリ北駅から、電車でおよそ30分。喧騒から一転、パリ郊外の街「シャンティイ」に到着します。静かな森に囲まれた、歴史あるシャンティイ城には、門外不出のコレクションを誇る「コンデ美術館」があり、国内外から多くの観光客が訪れています。そして、このシャンティイ城が由来の食べ物が、フランス語で「クレーム・シャンティイ」と呼ばれるホイップ・クリーム。シャンティイ城が美食の象徴として知られることから、その名前がついたと、とも言われています。脂肪分が多い生クリームで、フルーツやアイスクリームにトッピングして使います。

お城の前の公園には「ゴーフル(ワッフル)」の屋台があり、「ホイップ・クリーム乗せワッフル」が看板メニュー。その場で焼き上げる、あつあつのワッフルに、粉砂糖をたっぷりとふりかけ、さらに、ワッフルの幅一杯に「クレーム・シャンティイ」を乗せてもらいます。時間が経つとトッピングが滑り落ちやすくなるので、ワッフルを傾けないように注意して召し上がれ。