今朝は中東、アラビア半島の東にある国、オマーンです!砂漠地帯に位置し、蒸し暑い気候のため、川が枯れることも多く、水源として、地下水や海水を淡水化したものを使っています。首都のマスカットは、アラビアとギリシャやローマを結ぶ港町として、古くから貿易の中継点として栄えてきました。国内最大の「スルタン・カブース・グランド・モスク」をはじめ、イスラム教のモスクがたくさん点在するマスカットでは、まだ暗いうちから礼拝を呼びかける、歌うような語り「アザーン」が、スピーカーから街中にこだまします。

16世紀はじめから17世紀半ばまではポルトガルの支配下だったオマーン。現在も当時の影響が色濃く残っていて、マスカット周辺の海岸沿いには「フォート」という「砦」が存在します。中には観光客が入ることができる「フォート」もあって、小高い丘の上から市内を見渡すこともできるようです。マスカットのマトラ地区にある市場「マトラスーク」は、暑くならない朝のうちから賑わいます。ごちゃごちゃとした狭い空間にたくさんの店が立ち並んでいてアラブ特有のスパイス、そしてオマーン原産の香水、「乳香(フランキンセンス)」の強い香りが鼻を刺激します。市場と言っても、ここで売られているものは服や雑貨、生活用品が中心で、肉や魚、野菜など食料品はまた別の市場に行かなければなりません。

オマーンには、「Coffee Shop」という名のお店がたくさんあります。文字通りカフェなのですが、マスカットの市場「マトラスーク」にも、もちろん入っています。店内では地元の人々が、ゆったりとした時間を過ごしています。朝は、フレッシュな「フルーツ・ジュース」をいただきましょう。

さまざまなトロピカル・フルーツ・ジュースの中から、人気の「すいか」のジュースを召し上がれ。