今朝は大阪府の岸和田市です!大阪府の南にあって人口およそ20万人の岸和田市。その昔は岸和田藩の城下町として栄えました。全国的に知られている「岸和田だんじり祭り」の9月の開催がいよいよ来週末に迫っています。

重さ4トンにも達するという、大きな「山車」が曲がり角にやってくると、勢いよく直角に向きを変えて曲がる「やりまわし」が見どころ。全国の他の祭りの「山車」ではほとんど見られない迫力とスピードに、見物客の歓声が上がります。

この「やりまわし」は、「だんじり」を前にひっぱる、旋回のきっかけをつくる、舵取りをする、車輪にブレーキをかける、合図を送る、などなど、それぞれの持ち場を受け持つ人々が、息をあわせて行います。何台もの「だんじり」は、町内会を中心にしたグループで曳かれその結束力を競う、という意味合いもあるようです。

●大阪の喫茶店の朝は「卵サンド」。

一般的な「タマゴのサンドイッチ」といえば、ゆで卵を潰し、マヨネーズなどで和えた卵を挟むタイプ。しかし大阪では、オムレツのような卵焼きを、パンにはさんだサンドイッチもまたポピュラーです。少しゆるめで柔らかく仕上げた「卵焼き」を作り、バターやマスタード、ケチャップを塗った食パンにはさんだもので、昔ながらの喫茶店では、このオムレツ風の「卵サンド」が多く、そこから一般にもひろがったと言われています。

関西にはこうした「卵サンド」をウリにする喫茶店が多く、分厚いオムレツや、だし巻き卵などを挟んだものもあります。卵焼きがパンから落ちないよう、気を付けてほおばりましょう。