今朝は南米のフランス領ギアナです!南米大陸の北東部にあって、大西洋に面しています。ブラジルとも国境を接し、北海道と同じくらいの広さ。そして、そのほとんどを「アマゾンの森」が占めています。そんなアマゾンの奥地では、川沿いに住む人々のさまざまな生活様式にめくりあうことができます。また手付かずの大自然の中では、川に生息するワニや鳥をはじめ、珍しい動物たちに出会い、冒険心をかきたててくれます。現地ではフランス語が使われ、ユーロが流通、パリから毎日直行便が出ているので、バカンスで訪れる観光客も多い場所です。

フランス領ギアナの名物料理は「アワラのブイヨン」。

本国フランスだけでなく、アフリカ、アジア、インドの影響を受けた多彩な料理が楽しめるフランス領ギアナ。中でも名物料理は「アワラのブイヨン」というスープです。「アワラ」というのはアマゾンの熱帯に生息するヤシの木の一種で、その果実を食用として料理に使います。オレンジ色で甘みがあり、ニワトリの卵ほどの大きさ。その「アワラ」の果実から絞り出した果汁をベースに、塩漬けにした肉、近海で獲れる海産物、野菜、そして熱帯のフルーツなどを、時間をかけて煮込んだ濃厚なスープが「アワラのブイヨン(Bouillon d'Awara)です。

いわゆる「ごった煮」のスープですが、「アワラ」の実を濃厚な果汁にするところがポイントで、煮詰めていくためにたっぷりと時間をかけます。家庭料理で、もちろん具材や作り方はさまざま。朝はコーヒーとバゲットと一緒にどうぞ。