今朝は富山県富山市の八尾町です!毎年9月1日から3日間で行われる「おわら 風の盆」。哀愁をおびた歌と、三味線、胡弓、太鼓の音に合わせ、編み笠をかぶり、浴衣や法被などをまとった人々が踊り、町内を練り歩く行事で、300年以上の歴史があります。男性と女性で踊りのスタイルが異なるものの、大勢の踊り手たちが、ひたすら無言で舞う姿は幻想的。格子戸の民家や土蔵など、昔の面影を残す街並みとあいまって、富山の夏の終わりの風物詩となっています。

富山市の海産物といえば「白海老」です。

体長が5センチから8センチほど、透明で、薄紅色をしたエビが「白海老」。新鮮なものほど透明性が高いのですが、時間が経つと白くなるため、その名前が付けられたとか。水揚げされたあとは、生のままだと傷みが早く、富山以外ではまとまった量が獲れないため、かつては、地元でのみで流通、消費されていました。そして低温保存技術と流通が進化した近年では、首都圏にも「白海老」のムキ身が出回るようになり、フレンチやイタリアンをはじめ、さまざまな料理に使われています。淡白で上品な甘みを持った味には定評があります。鮮度が高くて、活きがいいという意味の富山弁、きときとの「白海老」は、刺し身や寿司ネタとしてはもちろん、また富山県伝統の調理法「昆布締め」も、また人気です。朝は、おすましか、みそ汁の具としていただきましょう。

あたたかいごはんと一緒にどうぞ。