今朝は東ヨーロッパのアルバニア共和国です!アルバニアはギリシャの北にあって、日本の四国のおよそ1.5倍の国土に300万人足らずの人々が暮らします。国境を接するギリシャやトルコ、そしてアドリア海を挟んで対岸にあるイタリアなどの文化に影響を受けてきました。

中世、東ヨーロッパから中東までを次々と侵略し、領土を広げていたオスマン帝国。アルバニアでは、この支配に抵抗した君主「スカンデルベク」が民族的英雄として語りつがれており、首都のティラナには、スカンデルベグの像が立つ広場があります。この広場の周辺は第二次世界大戦後の社会主義時代に整然とした建物中心の都市開発が行われましたが、それが殺風景だということで、現在は近代国家をめざし、イメージを変えようとしています。

  • 国民的なファスト・フードは「ビュレック」です

「ビュレック」は、甘くない具が入った「パイ」のこと。中に詰める定番の具材は、フェタチーズと卵の組み合わせ。他にも、ほうれん草、ひき肉とタマネギを炒めたものや、じゃがいも、かぼちゃなどもポピュラーです。街中あちこちにある個人経営の小さなお店で毎朝焼きたてが売られています。サクッとした食感が、朝ごはんにぴったり。甘くないヨーグルトドリンクと一緒にどうぞ。