今朝は神奈川県小田原市です! 

江戸時代には箱根の関所に近い宿場町として栄えた小田原。街のシンボルとしてそびえ立つのが「小田原城」です。明治維新後に取り壊されたり、大正時代の関東大震災で大きな被害を受けてしまいますが、昭和35年、昔の姿を再現する形で復元されました。

相模湾が一望できる天守閣には、小田原の歴史や、武家文化にかかわる資料などが展示されています。また、お城を含む小田原城址公園は、桜の名所として知られ、さまざまなイベントが行われるため、ソメイヨシノが開花したこれからは、特ににぎわいます。

小田原名産の「桜の花のお漬物」

咲き誇る桜の花は、めでるのが一般的ですが、塩漬けにしたお漬物にして食べることもあります。枝やがくを取り除いた桜の花を梅酢に浸してから絞り、樽に塩と一緒につけ込むのがレシピ。

かなり塩気がきつい状態で袋詰めされますが、白湯に入れ「桜茶」にすると、まさにちょうどよい塩梅。特におめでたい時には、その場が華やぐ飲み物で、花びらが湯飲みの中でひろがり、優雅な香りを楽しめます。

桜の花のお漬物は、あんぱんや和菓子に乗せたりもしますが、朝は炊き立てのごはんにまぶしていただきましょう。