今朝は岩手県にある岩泉町です!町としては本州で一番広く、およそ1000平方キロメートルに1万人ほどの人々が暮らしています。この町の有名な観光名所といえば「龍泉洞」。地下水で石灰岩が溶けてできた鍾乳洞で、日本三大鍾乳洞の1つとされています。また、この龍泉洞は、洞窟内に生息している珍しいコウモリとともに、国の天然記念物に指定されています。内部の総延長は知られているだけで3600メートル。目の覚めるような青い色の地底湖は8つありますが、公開されているのは一部のみ。一番深い湖は、深さ120メートルともいわれていますが、未知の部分も多く、現在も調査が続いています。去年9月の台風10号で地底湖が増水し、照明や通路が被害を受け立ち入りができませんでしたが、今月19日から営業を再開します。

岩手県は酪農が盛んです

明治時代に全国に先駆けて西洋式の牧場を作り、畜産や酪農を推し進めてきた岩手県。岩泉町は、1000メートル級の山々に囲まれ、急斜面が多く、決して牛を飼うのに条件はよくありません。しかし、それを逆手にとって、牛を山に放牧する、「山地酪農」という独自のスタイルをとっています。牧場では、牛たちが自由に動いて自由に草を食べる、そんな、のどかな風景が広がります。こちらも昨年の台風からの復旧真っただ中。生産量が通常どおりに戻るのは、今年夏以降の見込み。貴重な、牛乳、そしてヨーグルトを、焼きたてのトーストと一緒にいただきましょう・・・