今朝はスウェーデンのストックホルムです。ターミナルのストックホルム中央駅から歩いておよそ10分。クングスホルメン島への橋を渡るとすぐ左手に赤レンガ造りのストックホルム市庁舎が見えます。高さ106mの展望塔があるこの建物は、議会の会場でもありますが、ノーベル賞の晩餐会と舞踏会が行われる場所としても知られます。ガイドツアーもあって、世界中から観光客が訪れます。晩餐会の会場は「ブルー・ホール」と呼ばれる大広間ですが、受賞者を含めた1300人のディナーは着席で食事をすると、かなりぎゅうぎゅう詰めになります。国王や大統領でも幅70センチの広さで食事をするとのこと。豪華な食器やカトラリーは、お土産物売り場でも買うことができます。舞踏会は、壁一面が金のモザイクで飾られた2階の「ゴールデン・ホール」で行われます。また、市庁舎では毎週土曜日に32組の結婚式が挙げられています。外国人にも解放されているものの、予約は半年待ちにもなるとか。

しっかりと朝食をいただくのが「スウェーデン流」です。

今は一年で一番夜が長い時期。なかなか夜が明けません。朝ごはんは、まだまだ暗いうちから始まりますが、チーズ、ハム、サラダ、フルーツなど、スライスしただけのものをパンに乗せて、自分でサンドイッチを作ります。いわゆるオープンサンドで、パンとパンで食材をはさまないのがスウェーデンに限らず、北欧の朝ごはんでのスタイル。ヨーグルトやジュース、そしてオートミールだけの場合もあります。温かいおかずはスウェーデンの国民食ともいえるミートボール。クリームソースとジャムでいただくのがスウェーデン流です。たっぷりと淹れたコーヒーと一緒にどうぞ。