今朝は香港の香港島です。島で一番高い山の山頂付近にある「ビクトリア・ピーク」。山頂から対岸の九龍を見下ろす観光スポットとして、特に、ビルの照明が輝く夜にはたくさんの人が訪れます。「ピークトラム」というケーブルカーにのれば10分ほどで着きますが、朝は、歩いて登る人もみかけます。最寄りの地下鉄駅「セントラル」を出発し、世界一長いといわれるエスカレーターを乗り継ぎ高級住宅街へ。その先はハイキングコースと続きます。きつい勾配の坂を登り、原生林の中を抜けていくと「ビクトリア・ピーク」まで、2時間たらずで登ることができます。

早朝から営業している「飲茶」専門店。

朝飲茶の時間は、観光客よりも地元の、特にお年を召した方々で混み合います。席に着くとすぐ、好みのお茶をオーダーします。そして、テーブルに置いてあるお箸や茶碗を、お湯で洗うのが地元の作法。売り子さんたちが、点心の名前を言いながらワゴンを押してテーブルの間を歩いてきますが、広東語がわからなくても大丈夫。その場で蒸篭を開けてくれるので、指を差せば注文できます。そして、あらかじめ配られた伝票に、何を頼んだかチェックを入れてもらうのが、古くから伝わる、伝統的な飲茶のスタイルです。

焼売や海老餃子、大根餅、ちょっと甘いチャーシューまんなど、本場でしか食べられない味に、ついつい欲張りそう。香港で人気の、クセのない寿眉茶と一緒にどうぞ。