今朝は南米のエクアドル共和国です。スペイン語で「赤道」という単語がそのまま国の名前になったエクアドル。首都のキト付近に赤道が通っています。日本の本州と九州を合わせたぐらいの広さの国土に、1500万人余りの人々が暮らす、自然に囲まれた国です。

一部が世界遺産に登録されている「サンガイ国立公園」は標高5000メートルをこえるアンデスの山脈から標高およそ800メートルのアマゾン川流域のジャングルまで多様な自然が見もの。その敷地内には5000メートル級の3つの火山があり、温泉リゾートとしても知られています。高山植物とジャングル、コンドルからピラニアまで様々な動植物に出会うことができるので、世界中からトレッキングのためにたくさんの人が訪れます。

エクアドルで最もポピュラーな食材のバナナ。

エクアドルはバナナの生産で世界的に有名ですが、甘くないバナナを食材として使うのが一般的。 まだ青い状態のバナナをすりつぶし、その中に鶏肉やベーコン、チーズを入れてお団子に。それをコロッケのように揚げたものが「ボロン(Bolon)」。朝によく食べるバナナ料理です。食べやすい大きさにカットし、お好みで塩やチリソースなどで味を整えていただきます。

食感はホクホクとして、お芋のようなので、知らなければ、バナナを食べていると気づかないかもしれません。殺菌効果があるとされるバナナの皮をお皿代わりに、温かいコーヒーと一緒にどうぞ。