今朝は、オリンピックがはじまるブラジル・リオデジャネイロです。街の北側にある、標高よそ710メートルの「コルコバードの丘」。丘とは名ばかりで、それはまさに"絶壁"。そして、そのいただきにあるのが巨大なキリスト像です。1922年、ブラジル独立100周年を記念して作り始め、その9年後、1931年に完成しました。高さが本体だけでおよそ30m、重さ635トンと巨大です。

このキリスト像はフランスで製作、分解して運ばれ、コルコバードの丘の頂上で組み立てられました市内のあちこちから両手を広げた姿をはっきりと確認することができ、夜にはライトアップされる、まさにランドマークのキリスト像。2012年には、これらを含む景観が、世界遺産として登録されました。

最近増えた屋台が「タピオカ」です。

「タピオカ」は、熱帯で育つ植物「キャッサバ」の根や茎から作った粉のこと。ブラジル北部では昔から、様々な形で料理に使われていました。日本ではジュースに入っている、半透明の丸い粒を思い浮かべがちですが、ブラジルでは違います。キャッサバを水で溶いて生地にして、フライパンで焼いた「タピオカ」が一般的。見た目はほとんどクレープのようです。リオデジャネイロでは最近、この「タピオカ」屋台が増えています。

表面は白くてザラザラとしていますが、もちもちとした食感。乾燥させた肉や、チーズ、ソーセージなどをはさんだり、ジャムやハチミツ、甘いペーストなど、何にでも合わせられます。たっぷりお砂糖を入れたコーヒーと一緒にどうぞ。