今朝は、チェコ共和国です。日本のおよそ5分の1の国土に、1050万人あまりが暮らすチェコ共和国。ヴルタヴァ川の両岸に広がる首都プラハは中世の雰囲気がそのまま残る美しい街です。見晴らしの良いペトシーンの丘に登ってプラハ市内を見下ろすと、たくさんの塔が立ち並んでいて、まさに圧巻。ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック、アールヌーヴォーなどさまざまな建築様式で彩られた町並みが残っていて、歩いて回るとタイムスリップした感覚にとらわれます。

  • 朝はチェコのパンではじまります。

朝ごはんは軽めで済ますことが多いチェコの人々。街では朝早くからパン屋さんがオープン。焼きたてのパンの香りが、人々を引き寄せます。さまざまな種類の中でも、最もポピュラーと言えるのが「ロフリーク(rohlik)」という細長いパン。焼き上がりは、日本の給食のコッペパンのようです。また、クロワッサンのようにちょっと曲がっているものもあります。見た目からしっとりした食感を想像しがちですが、パサパサしていて、かなりあっさりとしています。淡白な味なので、「ロフリーク」だけで食べることはあまりなく、はちみつをたっぷりと塗っていただきます。スライスしたハムやチーズと一緒に食べる、シンプルで飽きがこないチェコの朝ごはん。熱いコーヒーと一緒にどうぞ。